夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

秋海棠 福田豊四郎筆 その91

2019-02-12 00:01:00 | 日本画
本日は当方の蒐集対象の福田豊四郎の作品の紹介です。

秋海棠 福田豊四郎筆 その91
紙本着色額装
全体サイズ:縦555*横630 画サイズ:縦370*445



展示室に川合玉堂の作品と展示して愉しんでいます。



ところで秋海棠の花言葉は、自然を愛す、恋の悩み、片思い、未熟。「片思い」はハート形の葉の片方が大きくなるところからといわれるそうです。



当然季語は秋で「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり」(松尾芭蕉)の俳句が著名です。秋に庭に咲き、彩を添えてくれる馴染みのある花です。



福田豊四郎が「秋海棠」を描いた作品は非常に珍しく、当方では本作品しか知りません。



落款と印章から昭和40年頃の晩年の作と推定されます。

 

蒐集する者は作品を大切に保管するのも大いなる役割です。額の作品は黄袋とタトウに入れて保管し、陶磁器も箱に、掛け軸も保存箱をきちんとしておくことが大切で、それができないのは蒐集者として失格でしょう。


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