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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

摸刻 円空仏

2011-10-12 06:06:42 | 彫刻
コメントの投稿に摸刻という指摘がありましたので「摸刻」というタイトルに変更しております。(2113年 1月3日)


円空仏を知っている人は多いと思います。

わりと作品が多く、身近にあることが多いです。

お寺さんに行き、お堂の中に仏像がたくさん並べられていて、その中に円空作と思われる作品が何気なく置かれていたことがあります。寄進された方もお寺さんも円空と言う認識がないこともあります。私が見つけたときも多くの仏像と一緒に並んでいました。無論、本作品ではありません。そのお寺さんに今も鎮座しています。

円空の仏像のポイントは笑み・・、本作品の真贋は分かりませんが、棚に飾って毎日お水をあげています。仏像はむやみに買うのではなく、買うのにはそれなり覚悟が要ります。前の所蔵者の祈り、願いが伝わってきますので、大切にする気持ち、その仏像のよしあしが問題になりそうです。

人間はこれ以上ないという悲しみに打ちひしがれた時に仏に慈悲を求めるものです。その思いが伝わるがゆえに私は仏像だけは収集から避けています。一部の作家作品は別ですが・・。

円空仏
木彫箱入 横85*奥行き38*高さ327



本作品は拾ったようなもの。かなり汚れていて埃とカビとごみのため少し水洗い・・、ちょっと洗いすぎた

円空の仏像は真似て彫る人が多く、贋作の意識がなくても類似品ができてしまうそうです。本作品も真贋は私には解りません。ただ、拝むのみ・・。


円空:1632年、美濃国(現在の岐阜県)に生まれ、若くして出家し、32歳の頃12万体の彫像を作ることを発起して、日本各地を行脚。円空が訪ね歩き作品を残した地域は、出身地の中部圏のみならず北海道、東北、関東、近畿各地に及び、神社仏閣はもちろんのこと、庶民が暮らす家々にも、さまざまな種類の像が残された。そして64歳で12万体の像を作り終えると、自ら食を断ち、即身仏入定したといわれている。


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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確かに (米吉)
2011-10-13 00:05:27
円空仏を彫ってみろと言われれば私でも彫れると思います。
しかしながら、ジワジワとにじみ出てくるものは
一朝一夕に出来るものではありません。
念ずる思いは、はかりしれないモノが有るように思います!
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彫刻 (夜噺骨董談義)
2011-10-13 07:17:07
米吉さんが彫るとなにやら色っぽい彫刻になりそうな気がします。何を念じて彫るかが問題ですね
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模刻です。 (京都の円空)
2012-12-31 23:46:40
画像の円空仏は模刻品です。
返信する
摸刻 (夜噺骨董談義)
2013-01-03 20:54:57
ご指摘ありがとうございます。
当方は「円空」については全くの素人ですので参考になります。
タイトルを「摸刻」と変更したしました。
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