
男の隠れ家にあった祖父が依頼で製作させたと思われる御櫃・・。自宅での席で使用していたものでしょう。昭和57年に本家から戴いたものですが、漆が痩せてきて銀粉が剥がれてきていたので輪島の工房に修理を依頼していました。3月経過しこのたびなんとかもとのように使用できる状態になりました。
輪島塗銀吹御櫃揃
御櫃:口径238*底径246*高さ110
台(膳):幅288*奥行289*高さ90
杓子:長さ247*幅62*高さ20

箱を誂えて保存もきちんとできるようにしていただきました。

修理前より少し銀粉の数、輝きは減少したようですが、漆が馴染むに従って少しは元の輝きには戻るかと期待しています。

梨地のような金粉の地の作品はよくありますが、銀粉による「銀吹」の作品は非常に珍しいと思われます。

この御櫃以外に膳、碗類がありますが、こちらも銀粉が剥がれてきたいるので少しずつ修復が必要です。

ムクの木で重厚な感じのする作品ですが、昭和の初めには各所の自宅にたくさんあったものです。

他に津軽塗、真塗など・・。

裏側に祖父が興した会社名が記されているのもきちんと書き直してくれています。

漆器の保存は傷つかないようにきちんとまず紙に包み、その上で布に包み、クッションで保護し箱に入れます。器が何であるか外から見て解るようにしておきます。いちいち箱を開けないと何が入っているか解らないというと漆器を傷つける原因になりますから・・。母は荷札を付けていました。

本日は久方ぶりに源内焼の作品の紹介です。
源内焼 その91 三彩唐草文中皿五客揃
合箱入
口径160~165*底径118*高さ35~38

五客別々にインターネットオークションに出品されていました。別々になるのが忍びなくてすべてを落札した作品です。

重ねて保存していたのでしょう。口縁の部分に釉薬の剥離がわずかに見られます。見込みの絵が健全なので保存状態は良いほうです。

源内焼は繊細な型のよる作品であり、また胎土が軟らかいので重ねて保存するのはよくありません。

釉薬の剥がれている部分は漆で補修しておきましたが、釉薬の剥がれの多い作品は補修跡が興ざめしますので、剥がれの多い作品は評価が大きく下がります。

揃いの作品を個別に売ったほうが、捌けやすいのでしょうが、揃いは揃いでが小生の蒐集のポリシーです。源内焼の小皿は揃いの作品は良く見かけますが、本作品にような中皿程度の大きさの揃いの作品は滅多に見かけなくなりました。もともと大名家や大きな商家に収めた源内焼ですので揃いの器が多かったはずなのですが・・。

今回の作品は保存用の箱がないのでまた誂える必要がありますが、費用が嵩みますがこれもまた蒐集のひとつの愉しみでもあります。

さてと何に使おうかな?

我が家の家族も調度五人、普段使いにも使えそうです。御櫃に中皿・・、ちょっぴり贅沢な食器ですかね
輪島塗銀吹御櫃揃
御櫃:口径238*底径246*高さ110
台(膳):幅288*奥行289*高さ90
杓子:長さ247*幅62*高さ20

箱を誂えて保存もきちんとできるようにしていただきました。

修理前より少し銀粉の数、輝きは減少したようですが、漆が馴染むに従って少しは元の輝きには戻るかと期待しています。

梨地のような金粉の地の作品はよくありますが、銀粉による「銀吹」の作品は非常に珍しいと思われます。

この御櫃以外に膳、碗類がありますが、こちらも銀粉が剥がれてきたいるので少しずつ修復が必要です。

ムクの木で重厚な感じのする作品ですが、昭和の初めには各所の自宅にたくさんあったものです。

他に津軽塗、真塗など・・。

裏側に祖父が興した会社名が記されているのもきちんと書き直してくれています。

漆器の保存は傷つかないようにきちんとまず紙に包み、その上で布に包み、クッションで保護し箱に入れます。器が何であるか外から見て解るようにしておきます。いちいち箱を開けないと何が入っているか解らないというと漆器を傷つける原因になりますから・・。母は荷札を付けていました。

本日は久方ぶりに源内焼の作品の紹介です。
源内焼 その91 三彩唐草文中皿五客揃
合箱入
口径160~165*底径118*高さ35~38

五客別々にインターネットオークションに出品されていました。別々になるのが忍びなくてすべてを落札した作品です。

重ねて保存していたのでしょう。口縁の部分に釉薬の剥離がわずかに見られます。見込みの絵が健全なので保存状態は良いほうです。

源内焼は繊細な型のよる作品であり、また胎土が軟らかいので重ねて保存するのはよくありません。

釉薬の剥がれている部分は漆で補修しておきましたが、釉薬の剥がれの多い作品は補修跡が興ざめしますので、剥がれの多い作品は評価が大きく下がります。

揃いの作品を個別に売ったほうが、捌けやすいのでしょうが、揃いは揃いでが小生の蒐集のポリシーです。源内焼の小皿は揃いの作品は良く見かけますが、本作品にような中皿程度の大きさの揃いの作品は滅多に見かけなくなりました。もともと大名家や大きな商家に収めた源内焼ですので揃いの器が多かったはずなのですが・・。

今回の作品は保存用の箱がないのでまた誂える必要がありますが、費用が嵩みますがこれもまた蒐集のひとつの愉しみでもあります。

さてと何に使おうかな?

我が家の家族も調度五人、普段使いにも使えそうです。御櫃に中皿・・、ちょっぴり贅沢な食器ですかね
