夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

白衣大士像 池上秀畝筆 その3

2013-10-17 05:11:27 | 掛け軸
池上秀畝は本作品で三作品目となります。
以前に投稿した作品は下記の二作品となります。

月下双雁 池上秀畝筆 その1
絹本着色絹装軸箱入 413*1117


鵜 池上秀畝筆 その2
紙本水墨淡彩 軸先象牙 堀田秀叢鑑定箱
全体サイズ:縦2145*横405 画サイズ:縦1250*横270

画家は何を念じて仏画を描くのでしょうか?


白衣大士像 池上秀畝筆
紙本水墨淡彩 軸先象牙 共箱
全体サイズ:縦2060*横420 画サイズ:縦1250*横300



箱書は「白衣大士像」と題され、「秀畝自題」と記され、印章は判読できません。




作品には「秀畝翁写」とあり、「伝神洞」の白文朱方印、「秀畝」の朱文白方印の顆印が押印されているが、印章については未確認ですが、「雪中雄鹿」という作品と同一印章のようです。





「般若心経」の末尾「羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」が賛として記されています。




御仏を何を念じて描いたものか?




熟練の絵師の腕がうかがい知れる仏様の顔です。




晩年になってから仏画を描く画家が多いように思われます。


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