夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

波斯 青釉彫文小鉢 波斯 その2

2017-05-23 00:01:00 | 陶磁器
息子と畑にくと成っている金柑の実を自分で取っては食べています、小生は「酸っぱい!」と思うにですが、息子は「酸っぱいの大好き!」といって平気なようです。もちろん食べきれないので甘くして食していますが・・。



本日は本ブログでもときおり投稿している波斯の発掘品の作品の紹介です。

波斯 青釉彫文小鉢 波斯 その2
市川清鑑定箱入
口径約150*高さ68*高台径52



箱書きには「小鉢」とありますが形としては抹茶碗です。非常に薄手であり、低温焼成で作られ、経年変化とともに貫入が入り脆くなっています。



茶碗としての用途には耐え切れないので鉢として観賞として用いるしかないのでしょう。



箱の裏には『グルガン 12世紀 市川清 「清」の朱方印』があります。



彫文様に勢いがあって見ごたえのある出来となっています。



発掘品ですが状態はすこぶる良く外側に銀化が見られ、作品の価値を高めています。



また貫入に沿って茶渋のように黄色くなっています。



一部は金色に発色しているようにも見られる箇所もあります。



このようにブルーの発色がきれいに残っている発掘品は珍しいもののようです。



なおグルガンはイスラーム陶器の有名な出土跡地です。



このような発掘品を水を入れたり、水で洗うには厳禁です。意外に知らない人が多いようです。



あくまでも観賞用か、使っても菓子鉢か?



脆いので保存にも気を使う必要がありますね。



甘く漬けておいた金柑の実を扱うように・・・。




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