夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

田家秋色(仮題) 竹内栖鳳筆

2017-11-09 00:01:00 | 掛け軸
最近のテレビ放映されていたのですが、もともと生物は雌ばかりで雄は生き残りに必要な遺伝子の多様化のために作られた「おまけ」らしい? カマキリは交尾すると雌に食べられる・・、雄は交尾の後必死で逃げるらしいが・・。雄の寂寥感を庭の植物を見ていたらまた実感・・・。



雌木は立派な実を成し、雄木はなにか「終わったな」という感じ・・。

さて山元春挙、都路華香の作品を紹介していますと、なんといっても竹内栖鳳を作品を取り上げないわけにはいきません。

田家秋色(仮題) 竹内栖鳳筆
絹本着色緞子表装軸装 軸先本象牙 合箱
全体サイズ:縦1820*横483 画サイズ:縦990*横345



ということで男の隠れ家から本日紹介する作品を引っ張り出してきました。展示室に行く階段の突き当りの飾っていますが、息子を寝かしつけてから、夜遅くその階段を通るたびに心が安らぐ作品です。

 

竹内栖鳳がまだ若い頃の作品と思われます。



当方もまだ若い頃に蒐集した作品です。



共箱もない作品で確証はありませんが、いい作品なので現在まで処分せずに保管していました。



改装した記憶がないので、表具は入手時のままです。



無駄な筆致のない円熟期における竹内栖鳳の兆しのある作品だと思いますが・・・。

家内曰く「良い絵だけど馬の後ろ側にあるのは何?」だと・・。「そこかよ・・、でもなるほど・・」

どうもメスは目の付け所がオスと異なるらしい。真贋に関してもメスは数倍も懐疑的であるらしい。やはりメスのほうが生き残る確率は高いとまたまた実感・・。


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