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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

友人を偲ぶ 辰砂釉(面取)一輪挿 平野庫太郎作

2024-09-28 00:01:00 | 陶磁器
所蔵していた作品を整理していたら、亡くなった保戸野窯の平野庫太郎氏の作品がありました。30年来の友人でしたので、数多くの平野庫太郎氏の作品を所蔵していますが、面取の一輪挿があったのを失念していましたので、懐かしく思い出しました。友人を偲ぶ 辰砂釉(面取)一輪挿 平野庫太郎作共箱口径41*最大胴径90*高台径67*高さ258本ブログで平野庫太郎氏の作品は幾度か紹介していますが、当方とは同郷で大学の先 . . . 本文を読む

贋作考 伝古染付 山水図沓形小服茶碗

2024-09-25 00:01:00 | 陶磁器
先週はお月見・・・。仏間の縁側の網戸とガラスもきれいにしておいてよかった。家族皆でだんごを食べながらお月見で、今年は雲一つない満月を堪能できました。暑い中でのガラス拭きが報われた至福のひととき・・。古染付の作品で、お茶碗に使用できる作品は非常に少ないようです。火入れのように内部に釉の掛けていない作品はいくら出来が良くても茶碗に不適切ですね。また鉢のような作品で夏用の平茶碗に使えないことがはないので . . . 本文を読む

明末呉須赤絵 印判手楼閣文青手盤 その2

2024-09-18 00:01:00 | 陶磁器
息子の夏休みが終わっていましたが、まだ日が長く暑さもあり延期になっていた花火会を先週の日曜日に行いました。メンバーは近所の息子の同級生の家族らがメインで、毎年の恒例になっていますので、子供らも慣れてきていました。本日の作品の紹介です。17世紀初頭中国明時代の末期に広東省南部の漳州市(しょうしゅうし)一帯で作られた代表的な作例に「明末呉須赤絵」と称される大皿がありますが、その「明末呉須赤絵」と称され . . . 本文を読む

贋作考 伝明末天啓赤絵 高士図五寸皿一対

2024-09-13 00:01:00 | 陶磁器
古染付や南京赤絵よりさらに貴重価値の高いとされたのが天啓赤絵の作品。そのことから古くから模倣作品が横行していたと推測されます。贋作考 伝明末天啓赤絵 高士図五寸皿一対誂箱口径160*高台径*高さ30本ブログでは真贋はともかく幾つかの天啓赤絵や南京赤絵と称する作品を紹介していますが、あらためてその作品についての記述された記事を紹介します。******************************天 . . . 本文を読む

古?萩茶碗

2024-08-10 00:01:00 | 陶磁器
なんとも味わい深そうな茶碗、おそらく萩茶碗と思われますが、古萩なのかどうかという作れらた時期は不明です。古?萩茶碗合箱口径127~130*高さ69~71*高台径53萩焼は江戸時代初期長州藩毛利家の御用窯として開窯され、その起源は文禄・慶長の役により朝鮮より連れ帰られた李勺光・李敬兄弟が1604年頃萩城下の松本村の山林を毛利家よりあてがわれ藩の御用焼物所として開窯したのが始まりで、後に深川村にも分窯 . . . 本文を読む

明末漳州窯 呉須赤絵草花文扇面向付 五客揃

2024-08-05 00:01:00 | 陶磁器
蒐集した仏像を自宅の展示して飾るには仏壇は不向き(線香や蝋燭の煙のため)で、飾るにしても埃や陽の光から守る必要があります。そこで覆いのあるガラスケースや厨子を誂えることになります。インターネットにてお値段が手頃なものを選んでいます。本日紹介する作品は漳州窯の明末赤絵らしき作品。五客揃となっている点がいい・・。呉須赤絵草花文扇面向付 五客揃 明末漳州窯 合箱幅200*奥行130*高さ40清代まで時代 . . . 本文を読む

源内焼 その146 三彩唐草文輪花手持皿

2024-07-31 00:01:00 | 陶磁器
沖縄沖の馬毛島に行ったりと最近は全国の出張の時期ですが、今週は大阪と名古屋です。帰宅してからや休日は息子が夏休みでプールに出かけたりと、思うようにブログの記事をまとめ上げる時間が持てていません。合間を見つけてメダカの世話をしていると、予備水の水槽に羽化したばかりの蝉がやってきました・・、夏ですね。さて本日は手持ち付の源内焼の紹介です。手持ち付の源内焼の作品は3連鉢や角皿に手持ちが付いた作品など本ブ . . . 本文を読む

「月月火水木金金で人並み以上に努力」 白磁緑釉牡丹彫文水指 井上萬ニ作

2024-07-24 00:01:00 | 陶磁器
白磁における人間国宝に認定されている井上萬ニの作品は、本ブログにおいては風鎮を紹介していますが、本日は水指の作品を紹介します。「月月火水木金金で人並み以上に努力」 白磁緑釉牡丹彫文水指 井上萬ニ作武雄にて平成8年6月購入止とメモあり 栞・共布有 共箱 口径152*最大胴径205*高台径125*高さ210井上萬二の陶歴は下記の記述のとおりです。**************************** . . . 本文を読む

祥瑞手 染付胴〆変形茶碗 五良太甫呉祥瑞造銘

2024-07-20 00:01:00 | 陶磁器
染付の極めつけ、垂涎の的となっている作品のひとつは「古渡りの”祥瑞焼”」とされていますが、これは入手は至難のことなので、通常はその写しということになりますね。本日紹介する作品はそのような作品のひとつです。祥瑞手 染付胴〆変形茶碗 五良太甫呉祥瑞造銘口径101*高台径*高さ71 誂箱入 一般的に日本で言われる”祥瑞焼”の染付器は、明末期景徳鎮造の日本へ . . . 本文を読む

古染付 山水図五寸皿

2024-07-15 00:01:00 | 陶磁器
男の隠れ家などで必ず付きまとうのが所蔵スペースに使う屋根裏部屋・・・??? 作品を持って昇降するので梯子というわけにもいかず、簡単な階段を設置することになりますが、狭いスペースにはその程度の階段を設置できるかが問題となります。参考となるのが離れに設けた階段です。昇りきったところには手摺も必要となります。足腰が衰えて階段を作品を持って昇降できなくなったら、作品蒐集は終わりとなりますね。さて本日は気に . . . 本文を読む

氏素性の解らぬ作品 影青刻花斗笠茶碗 宋(北宋)時代? その10

2024-07-14 00:01:00 | 陶磁器
復刻作品なのか、時代のあるものかは分かりませんが、当方の蒐集作品において影青の碗のような作品が、不揃いではありますが10客になりました。10客用意したのは食器として揃いで使えるようにするためです。氏素性の解らぬ作品 影青刻花斗笠茶碗 宋(北宋)時代? その10誂箱口径152*高さ54*高台径36なんども繰り返して記述していますが、この作品のような作品を称している「影青刻花」とは、「青白磁に刻花した . . . 本文を読む

氏素性の解らぬ作品 色絵唐草花文象置物

2024-06-30 00:01:00 | 陶磁器
柿右衛門手系統の色絵の象の置物は古くから日本で数多く作られ、さらに日本を模倣した欧州でも数多く作られていたようです。よってなかなか柿右衛門手の由緒ある象の作品というのは入手できないもののようです。氏素性の解らぬ作品 色絵唐草花文象置物誂箱最大幅320*奥行170*高さ360当方は陶磁器にはあまり詳しくないで、「氏素性の解らぬ作品」と称する作品が多くなり、蘊蓄のあるコメントを頂くことがありますが、あ . . . 本文を読む

貴重な作品 南京赤絵 陶公賞松図角皿 

2024-06-24 00:01:00 | 陶磁器
当方であまり縁のないのが酒器という作品群・・・。茶事でも重宝され、李朝や黄瀬戸、古唐津といったところが蒐集する者にとっては垂涎の酒器なのでしょうが、当方は普段は酒を嗜まないため、酒器は蒐集の対象とはしていません。それでもたまに入手することもありますが、逆に李朝や黄瀬戸、古唐津といったところはあまりにも当たり前すぎて、無理をしてまでは購入していません。最近入手した下記の作品は阿蘭陀焼風の酒器のようで . . . 本文を読む

珍しい作品 源内焼 三彩黄安図輪花皿 (作品NO145)

2024-05-27 00:01:00 | 陶磁器
源内焼の作品は当方ではおおよ140作品余りの数となり、地図をあしらった図柄の大皿以外の作品についてはおおかたの蒐集は済んでいるため、よほど状態の良い佳作の作品以外は入手しないのようにしていますが、今回は状態が悪い(表側はわりと健全です)ですが、非常に珍しい図柄の作品でしたので、入手した作品の紹介です。珍しい作品 源内焼 三彩黄安図輪花皿 (作品NO145)裏面疵多数 合古箱最大口径220*高台径* . . . 本文を読む

陰刻花文白磁膳器七種 全10客揃

2024-05-25 00:01:00 | 陶磁器
我が先人らの蒐集には恐れ入る。未整理の器を整理したら同じような箱から10客揃いの器が7種あることに気が付きました。我が先人らの蒐集した作品で日常使うお膳、漆器、皿類の陶磁器などの揃いの器までいったい今までどれだけ整理したことか・・、それでもまだまだあるようです。しかもすべて上手のものばかり・・。今回の帰省ではこの作品の写真を撮影してきました。京焼の白磁の食器の揃いものです。陰刻花文白磁膳器七種 全 . . . 本文を読む