自分の話。

水泳コーチになる前に少しだけスキー教師をしていました。

たいした実力もないへっぽこ教師でした。
高校や大学にない社会人としての上下関係や、飲めない酒（毎晩ハンパじゃない量）に苦労しましたが、とてもいい思い出です。

お世話になった方の中にK田S一郎さんという方がいました。
1年目の技術も知識もない私の上司でした。
一緒にいてもほとんどしゃべらず、話しかけても必要なこと以外は一切しゃべらない方でした。
僕たちに稽古をつけてくださる時も「次はこう！」って言って滑っていく。私たちの感性が研ぎ澄まされるのを待っているかのようでした。

一緒にリフトに乗ったとき、ぽつりと一言、

「しゃべらないでレッスンできねぇかなぁ・・。」

元来、無口でしゃべるのが億劫だというのもあるのでしょうが、スキー教師が見せて伝える「究極の指導」を探しているように感じました。

あれから２５年。
私はべらべらしゃべくる軽い水泳コーチになりました。

ふとしたとき、この時のことを想い出します。

K田さんのように達観したコーチになる日まで私もがんばりたいです。

書き忘れ。

前回のnumberの記事
では書き忘れていましたが、中京大学のお話も載っていました。

冨田選手の話や草薙コーチのお話ももちろんですが、

高橋監督が総合優勝を鶴峰先生へ電話で報告する行、泣いた。。

読むべし。

昨日は、

なぜかいろいろな方々からお電話がありました。

しかしすべて入水中・・・。

折り返しが繋がらず、申し訳なく思っています。


昨日の練習ですがスピード向上を目的に思い切って練習距離を3800mに落としてみました。

男子はfin+paddleで25でやっと10秒台。50なら23秒台といったところ。
思惑通り、スピードは上がりました。それよりびっくりしたのが選手たちの表情。


笑顔いっぱい(苦笑）・・。