本日の読売新聞京葉版『くろしお』に千葉支局長・長原敏夫さんが、久々に聞いたブラボーな話と書かれています。 そのブラボーは何かと申しますと、「千葉県のヨードの生産は量は、なんと世界の3割近くを占めている」ということ!
県産ヨードは天然ガス産出の副産物で、地下200メートル~500メートルに、天然ガスとともに含まれている。
大多喜町は天然ガス企業発祥の地です。
天然ガスの歴史やヨードについては関東天然瓦斯株式会社さんのHPでよくわかります。
天然ガスはいつごろ発見されたのでしょうか? これについては諸説があります。伝説的には、天正18年(1590)本多平八郎忠勝が大多喜城主に封ぜられた6年後の慶長元年(1596)のころと言われていますが・・・続きは下にアクセスしてね↓
天然ガスの発見 http://www.gasukai.co.jp/gas/index2.html
写真で見る天然ガスの歴史(珍しい写真がありまよ)http://www.gasukai.co.jp/corporate/history/index2.html#historyArea
ヨードについて、資源大国ニッポン http://www.gasukai.co.jp/iodine/index.html
天然ガス企業発祥の地は、いすみ鉄道大多喜駅から左にゆるいカーブを降りてすぐです。
大多喜天然ガスと本多忠勝ってどちらが有名かしらん? (by J)
千葉は資源を輸出して、それが世界の3割だとは、千葉県人として嬉しいです。
いすみ鉄道にも興味がありますので、行ってみたいです。
ご紹介のHPも勉強になります。
自家用ガス井戸も見れますか?
そうだったんですか!!
知りませんでした‥。
世界というのがすごいですね!!
【大多喜町は天然ガス企業発祥の地】
すばらしいーー!!♪♪
隠れた特産品生む「黄金の水」 千葉の天然ガス
2010.9.20 22:44
天然ガスの裸火を照明に新聞を読む男性。昭和25年、大多喜町で撮影されたとみられる(関東天然瓦斯開発提供) 【わがまち自慢】全国有数の天然ガスの生産地として知られる千葉県。可採埋蔵量は県を含む南関東一帯で3500億立方メートル、現在の年間生産量で換算して約750年分もあるというから驚きだ。
茂原市を訪れると、天然ガスを採取する井戸が各所に散在している。ガス井の数は九十九里地域一帯で約650本。自家製の井戸を掘って、田んぼなどから湧(ゆう)出(しゅつ)する天然ガスをパイプで引き込み、家庭燃料に利用している民家も多い。
県で天然ガスが発見されたのは明治時代だ。大多喜町でしょうゆ醸造業を営んでいた山崎屋太田卯八郎が水を得るために井戸を掘削したところ、泡を含んだ茶色の水がわき出した。がっかりして、タバコの吸いがらを何気なく投げ入れたところ、突如、青白い炎をあげて燃え出した。「これが天然ガス湧出の記録の最初のもので、明治24年5月のことであった」(大多喜町史)という。
瑞沢川(睦沢町)には今もポコポコと天然ガスが湧出している場所があり、水面には洗剤を流したように白い泡がたっている。
県の天然ガスは塩分を含んだ地下水(かん水)の中に溶け込んだ水溶性ガスだ。地下約千メートルからくみ上げられたかん水は分離槽に送られて、天然ガスが採取される。このかん水には大量のヨウ素が含まれており、生産量は年間7630トン。日本全体の約8割、世界の約3割を占めるという。医薬品や液晶パネルの材料にも使われるヨウ素は欧米などに輸出されており、実は県の隠れた“特産品”でもある。
さらに植物成長剤や化粧品に使われるフルボ酸も含まれており、関東天然瓦斯開発(本社・東京都)が最近、抽出・量産化に世界で初めて成功して話題になった。
かん水は温泉にも使われている。九十九里南部の白子温泉(白子町)はヨウ素を多く含んだ美肌効果のある温泉として有名だ。
県産天然ガスは約55万世帯で利用され、茂原市一帯には多くの関連企業や工場が集中する。120年前に1本の井戸がくみ上げた茶色い水。それはまさに県を潤す“黄金の水”だった (産経ニュース)