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日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

上念司の「経済で読み解く日本史」を殆ど読んだぞ!全部じゃないんかい!でも見ていない人に、各巻感じが違うのである。だから、そのへんを少々。

2019年08月20日 22時15分14秒 | 経団連の黙示録

「経済で読み解く日本史」は読んでみると分かるのだが、各巻が使い回しの部分も3%ぐらいあるが、それがあるお陰で、他の本を見ないで読めるが、やっぱり「5巻纏め買い」が良いと思う。
(1)室町、戦国時代
(2)安土桃山時代
(3)江戸時代
(4)明治時代
(5)大正・昭和時代
となっているが、この話は経済学の知識と言うより「社会動乱は経済が理由の場合が多く、その社会の動乱に振り回されていた歴史は当時の経済問題である」と言う事と、それらの多くが「賄賂ゴキブリ文句あるか省、罪務傷、害無症、崩謀性の大好きな国家無策=デフレが原因である。」と断言している。そして、その「呪縛」から離れたのは「ジョン・メイナード・ケインズ」と「高橋是清」の登場である。
それまでデフレ政策=「金本位制策」を葬った原因を作ったのである。
この話の第一巻から第五巻の半分まで金・銀・銅と色々変わるモノの最初「銅銭」が原因で問題が発生した。その後「金」が基本通貨となるが、一時「金」と「銀」の双方を使う時代があったが、「銀」が主要通貨となった事は一度も無い。
では何故「BANK」が「銀行」なのか?それは3巻末から4巻まで事細かに出ているが、これは現象として明快なのだが、その当時、金の採掘があやふやで、主要通貨が採れなくなると、すぐにデフレ=経済混乱が発生するのであるが、江戸時代末期に世界を凌駕する経済システムの日本が「銀」と「金」の交換比率を使って、ペリーを始めとする不平等条約下であっても「銀」を使って乗り切る方策を駆使して何とか乗り切ったのだが、それが明治維新の前後だった。
この頃、銀行の開店が集中して、その時日本で多く使われた通貨金属として「銀」がNo.1だった為に、こうなったのである。
「上念氏が書いていない所」
この本には、色々書いていない部分があり、その中の一つが「不平等条約」の問題を最初に開いたのが「田沼意次」だった。
上念氏は「田沼意次」は「全国課税」をして「江戸幕府の財政を維持できたかも知れない」と述べているが「銀」が「秤量貨幣」だったのを「刻印」で「銖(朱)銀」や「錻(分)銀」の価値を定めた。これは、どっちを使った方が「特か」と言うもので、通貨総量を増やす事が可能だが、この「金銀本位制」は、実は「金」と「銀」の「交換比率」と「銀」の「含有量」で、相場設定が悪いと極端に悪化して、その代表的な例がペリーとの「日米修好通商条約」が挙げられ、これは結局日本が銀をドンドン流出する様になったのである。
まぁ上念氏は分かっているだろうが、その辺の「サポート」は少ない。まぁよく書いているが、その辺は、まぁ配慮が抜けている。
(2)巻から(4)巻までは、大河ドラマで、良く見たつもりだが、実は嘘ばっかりだった。幕末の話は、殆ど「薩摩藩」とか「長州藩」の「ダメダメの時代」を見せていない。「篤姫」の中に出て来た薩摩藩の「調所広郷(ずしょ ひろさと)」又は上念氏の本では「笑之助(しょうのすけ)」が500万両の借金を完済して、100万両を超える「貯蓄」をしたのである。
他方、大河ドラマでは「最後の最後まで貧乏」と描かれているが、実は「長州藩」も財政改革を成功させたことが(3)巻には描かれている。
また「経済で読み解く日本史」には描かれていないが、実は「土佐藩」と「薩摩藩」には、幕末期には「薩摩藩」の「財政を改善」させた「砂糖生産」で繋がる。「犬公方」と馬鹿にされている「徳川綱吉」の頃から「サトウキビ」の生産場として検討されていたのは「土佐藩」であり「徳川吉宗」の頃に実行される。
これは儲けとしては、然程だったのだが、その後幕末では「土佐藩の大成功」を見た他藩が一斉に生産を始めたのである。だが、そのお陰で「砂糖の相場が半値の大暴落」となった。この辺は「経済で読み解く日本史」の(3)巻にしっかり描かれている。
今後「時代劇」の作者や脚本家は「経済で読み解く日本史」は必読書となるだろうし、逆に「経済で読み解く日本史」を読んだ後で「時代劇」や「大河ドラマ」を見ると「如何に馬鹿が多かった」と分かるだろう。
学べば学ぶ程「文壇は馬鹿の集まり、無知の集まり」と分かるだろう。特に「講談社学術文庫」の「守貞漫稿」などの書籍群は「池波正太郎」などの作家は「作家」ではなく「錯覚か?」と言った方が良い様に思える。
私は、多少小説も書くのだが、その中では、なるべく正確な江戸時代を描こうと「葛西の下肥」とか「江戸城・畳騒動」などの「濃い時代考証」でアメーバ・ブログで書いている。まぁ読んで見られると、意外な江戸時代が分かるだろう。
何れにしても私も上念氏も共通しているのは、どんな古い時代でも、そこが日本であれば「経済的なもの」が残っており1万5千年前の「黒曜石」を使った経済まで遡る事が出来るのである。
何の根拠もなく「ウリの歴史は半万年」だとさ!馬鹿が!糞舐めが!糞舐め汚い嘲賤が!既に根拠のある日本の歴史に1万年負けている!
この「歴史半万年」は「無知、無学、無教養」故の「誇りながらホザク敗北宣言」である。
そう言うと「違うニダ!5万年にだ」とホザクだろうが、実は「ネイティブアメリカンの祖先」が日本を通過したのが氷河期の終わりである2万8千年〜3万年前なのである。
この様に「糞舐め汚い上に無知、無学、無教養な嘲賤」は、語るに落ちる嘘ばかり「呼吸している」のである。
ほら言うじゃないか「息をするように『嘘』をホザク」と!


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