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岩佐和裁のブログ、裁縫記:IWASA WASAI's blog, SAIHOUKI

岩佐和裁で販売している和服や和裁用具を紹介しています。

荒磯文の襦袢の半衿

2006年06月23日 12時17分16秒 | 未分類
先日紹介した襦袢には、写真の色の半衿が付きました。
 同じ着物や羽織を着るにしても、半衿の色を変えるだけで、かなり雰囲気が変ります。
 あとこの襦袢の台芯はお客様の希望で二重にしたのですが、芯の硬さも大分着心地に影響するそうです。

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荒磯文

2006年06月15日 21時20分15秒 | 未分類
昨日の古典柄の名前が判明致しました。
 名前は荒磯文(ありそもん、もしくはあらいそもん)文様図鑑の解説によれば、波間に踊る鯉を織り出した緞子や、金襴、銀欄があり、中国明代の作と言われてるようで、名物裂に限らず、波の打ち寄せる荒磯に岩や千鳥をあしらった文様も「荒磯文」といい、岩に松を配した「荒磯松文」なども有るそうです。
 写真はその荒磯文柄の襦袢にコーディネイトした半衿の写真です。
 
 追伸、でも個人的には波間の鯉は想像出来ません。


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この柄は何?

2006年06月14日 21時25分47秒 | 未分類
古典柄とは思うのですが、何をデザインしたものか悩んでいます。
 "亀?"違う、”鯛?”少し違う、”ガメラ!”論外、結局ヒゲらしきものが有るので”鯉”だと思っています。
 それとまた悪癖が出て柄合せをしてしまいました(袖付けと背縫いは上手くいきませんでしたが...)。
 写真がその鯉の古典柄だと思った襦袢です。

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男物の長襦袢の別衽の実寸法

2006年04月06日 21時25分29秒 | 未分類
写真は以前に紹介した、男物の長襦袢の別衽仕立です。
 キングサイズの長襦袢地でも後幅9寸8分、前幅8寸8分の竪衿幅4寸になると、竪衿幅以外はぎりぎりです。
 長襦袢地は3丈4尺と長めですが、竪衿をまるに取ったので、上衿はしんもすになりました。
 
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地のしと火傷

2006年03月23日 12時36分32秒 | 未分類





以前にも書きましたが”地のし”とは仕立る前に反物にアイロンをかける事を言います。
 他にも地詰めともいい、文字通り生地を詰めるのはもちろんですが、反物を平らにする事も重要な仕事です。
 ほとんどの反物は地のしをして裁断する時には、横の地の目を通して切れますが、刺繍や箔が有るものや、紬類で糊の関係か、地の目を通せない物も有ります。
 主に紬類だけですが、写真の様に霧を吹きつけ、反物を地直しをしながら地のしをして、横の地の目が通る様にする事もあります。
 でも3丈2尺(12m)もえんえんとアイロンをかけていると、途中で”眠い”が来る事あります。
 写真は今では大分薄くなりましたが修行時代の、地のし中に負った火傷の痕です。
 これらの火傷の数で和裁生の仕事に対する姿勢がわかります。


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小紋柄の裁合せ

2006年03月22日 13時55分30秒 | 未分類


私は小紋の場合柄がくっついて、くどくならない様に裁断するのを基本としていますが、用尺の関係でなかなか思い通りにはなりません。
両耳の柄がそれぞれの中間に位置していれば、柄から柄までの長さの四分の一の所を山にして、追いかけ裁にするのが無難ですが、そのまんまの柄ゆきはそうありません。
 特に浴衣なんかは、ずくなし和裁士の私は楽に裁断したいので、反物の長さが5丈(19m)位あると嬉しいです。(そんな長い浴衣地はありません)
 写真は裁ち合せ病に取り付かれて、下前の脇縫いと上衿迄、市松模様を合せた長襦袢と両耳の柄がそれぞれの中間から少しずれた位置にある小紋の長襦袢です。

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裄の柄合せ

2006年03月13日 21時34分49秒 | 未分類
振袖や訪問着等の絵羽物は、誂えでも柄付けは既成品が多いので、柄合せの寸法は仕立屋の技術以前の問題です。
 それでも出来るだけ柄を合せる様に努力します。
染付けは専門外なので確かな事は言えませんが、裄の柄は1尺7寸(64.5cm)か1尺7寸5分(66cm)を想定して染付けられている様な気がして、先日仕立てた1尺6寸6分の訪問着の口下の縫込みは1寸2分(4.5cm)になりました。
 1尺3寸の袖丈では口下の表地の縫込みを起こすのは無理なので、表は袖下まで割りました。(丸味はすっごくつぶしにくかったです)
 追伸、後半の表現は上野和裁訛りでしか表現出来なかったので殆ど方は理解出来ないと思います。
 写真がその訪問着の袖です。


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すみうち

2006年03月05日 21時11分43秒 | 未分類
タイトルのすみうちをどう漢字で書くのかわかりません。(墨打ち?)
 訪問着や附下等の耳に書いてある印ですが、柄付けの際の目印的なものと理解しています。
 後前を表現するのは直角三角形もどきの図形を用い、底辺方向が後、とがっている方が前を意味します。
 したがって付込み5分、繰越5分の女物の場合すみうちの底辺から2寸6分の所に紋の上端がくるのが理想的だと思います。
 ただ背縫いと共衿左右に合口があるときにはそう簡単にはいかず、繰越5分、衿肩明が2寸5分では、肩山から背縫い迄の長さが3寸1分5厘になるのを利用して肩山を決めます。
 そんな訳で時々訪問着等の紋印をしますがミスはご法度なので、裁断と同じ位緊張します。


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大きいフリーサイズのアイロンマットを求めて

2006年02月23日 21時25分12秒 | 未分類
ちょっと愚痴を、このブログのカテゴリーが気に入りません、文化ならいいのですがヘルスビューティーは違うだろうという気がしています。
 話を本題に戻しますとへら付けと仕上げの兼用出来る、フリーサイズのマットを探しているのですがなかなか見付からず、とりあえず妥協してアマゾンで縦1尺8寸2分、横2尺6寸4分のアイロンマットを買いました。
 もう少し大きくて固いなら完璧なのですが、まあまあ使っています。
この頃感じるのですが、使い手の技術が必要な道具は買い求めるのに苦労します。
 写真はその妥協したアイロンマットです。

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裄の長い半襦袢

2006年02月22日 21時02分11秒 | 未分類
半襦袢の胴部分の素材といえば晒木綿が一般的ですが、日本人の体格が向上したせいか、従来の反物幅が8寸8分程度の晒では、肩幅が足りず芯モスで代用していたのですが、呉服屋さんからのお客様で”接ぎがあってもいいから晒にしてくれ!”という注文が有りました。
 どこに接ぎを入れようか?もんもんとしていると、天の一角から”ネットで調べてみろ!”という声が聞こえ検索してみると、なんと尺幅の晒が有るではないですか!さっそく呉服屋さんにその晒を教え取り寄せてもらったので、今回の半襦袢は接ぎ無しでいけそうです。
 ちなみにその晒を扱っているお店の名前は”山吉”さんで
山吉さんのURLはhttp://www.yamakichi.co.jp/item01.htmlです。
 写真の左がその尺幅の晒です。

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