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岩佐和裁のブログ、裁縫記:IWASA WASAI's blog, SAIHOUKI

岩佐和裁で販売している和服や和裁用具を紹介しています。

縫込みの始末

2006年07月14日 21時48分18秒 | 未分類
yahooを面白半分に”裁縫記”で検索をしましたら”クロコさん”(アドレス)はhattp://temarichin.blog51.fc2.com/blog-entry-64.htmlと言う方が私のブログを読んで、単衣物の縫込みの始末について書いていらっしゃいました。
 和裁は奥が深いので、あくまで私個人の考えですが、浴衣と単衣は生地の違いはあれ、造作的には同じ形です。
 縫込みの”あたり”だけを考えれば耳ぐけの方が、三つ折ぐけよりもあたが有りませんが、裄の曲がりを逃がすには、三つ折ぐけの方がやり易い事も有ります。

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私の女物袖無双の襦袢の鉄砲付

2006年07月13日 21時09分45秒 | 未分類
これからも変ると思いますが、今はこれから紹介するやり方で襦袢の袖を付けています。





まず下前(左袖)の袖付で説明しますと、写真の上から順に最初に、前袖の外袖と身頃を3寸ほど縫い合せたらいったん止めをして、次に後袖の外袖と身頃を袖付の1寸5分手前より縫い合せ”からげ止め”をしたら、外袖と内袖で身頃を挟んで、最初に縫った前袖の3寸の”止め”のところまで縫い合せたら(縫っている手前側が外袖です)表にひっくり返し、はじめに縫った3寸のところを内袖にくけ付けます。

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鉄砲衿

2006年07月10日 21時11分05秒 | 未分類
鉄砲付とは、以前にも紹介しましたが、身頃を衿や袖でくるんで付ける縫い方です。
 一番有名なのは、羽織衿の鉄砲付だと思いますが、他にも胴単衣袖無双の長襦袢の袖付や,裾が"だるま"の時の(裾吹きを作らず折り返しただけのもの)竪衿付などに用います。
 一番の利点は付けと、くけが一度に済むので、しらはりの心配が無い事でしょうか。
もっと詳しく説明出来るといいのですが、羽織衿の鉄砲衿などはそれだけで、和裁の講習会が開ける位なので、表現能力が乏しく、うる覚えの私にはこの程度の事しか書けません。
 写真は襦袢の竪衿を鉄砲衿付けしているところで、脇縫いをする前に竪衿を付けます。
 右側が裾でくるくる巻いているのが前身頃です。

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日本の色

2006年07月09日 13時16分39秒 | 未分類
私の色に関する知識は、赤、青、黄や赤紫、青緑、黄緑程度で、日本古来の呼び方等はやっと”ひわ色、鴇色”を知っている程度です。
 仕事で使う色糸の呼び方はもっと酷く、ピンクは2番、茶色は20番、写真の絽は88番と表現する有様です。
 日本古来の色を紹介しているホームページの”色彩王国”によれば、赤系だけでも、躑躅色、紅・紅(べに)色、緋色、猩々緋 、朱色、真赭・辰砂(しんしゃ)、蘇芳色、葡萄色(えびいろ)、茜色、臙脂色(えんじいろ)、檜皮色(ひわだいろ)、栗色、小豆色、退紅(たいこう)、薄紅(うすくれない)、撫子色、今様色(いまよういろ)、紅梅色、薄紅梅、桃色、桜色、 一斤染(いっこんぞめ)、鴇色(ときいろ)、東雲色(しののめいろ)、珊瑚色 、灰桜、 という種類が有るそうです。(るびが無いのは殆ど読めません)
 和裁始めてうん十年になりますが、まだまだ覚えなければならない事が山ほど有り、ため息が出ます。(色彩王国のURLは、http://www.educe.ne.jp/color/です)

 追伸、写真は最近仕立てた絽の小紋ですが、梅雨時なので裁ち合せウィルスが大増殖し、迷惑しております。

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浴衣の脇の始末

2006年07月03日 21時41分08秒 | 未分類
昨日ユニクロに1本2.990円のジーパンを買いに行き、本当は自分用の浴衣セットも欲しかったのですが、予算の都合で今回は断念しました。
 浴衣は正式には湯帷子と言って、帷子とは単衣の事だそうです。
ユニクロの浴衣の縫込みは、ちらっと見にはミシンで縫ってある様に見えました。
 この頃縫っていないのであやふやですが、浴衣の縫込み始末は、背縫いは確か二度縫いで、袖の振りと脇は耳ぐけ、袖口とおくみは三つ折ぐけだったと思います。
 色んな理由はあるでしょうが、脇のくけは裄の曲がりが大きく、脇の縫込みが多い時には、前身頃に揚げをして脇の縫込みは三つ折ぐけにした方がくけ易いと思います。

写真は上野さんのスラングで言う内揚げ附近の脇の縫込みの始末で通称”いかの頭”です。


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琥珀の袖口

2006年07月02日 21時28分52秒 | 未分類
上野さんのスラングで言うと、男物の紬類の裏地で”はないろ木綿”を使った時には必ずといっていいほど”琥珀”の袖口布が付きました。
 腕の悪い縫い子の愚痴ですが、こやつは兎に角バリバリで固く、ちょとでも縫い目が曲がると、きせも素直にかからず、しかも上手くいかなく焦って出る私の掌の汗をい取って硬くなる、本当に嫌な奴です。
 でも何とかリベンジはしたいので、今も琥珀の袖口の廻しがけに挑戦しております。
 写真はその無駄な挑戦の記録です。


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男物の肩の揚げ

2006年06月30日 15時04分25秒 | 未分類
"かと”さんのコメントの返事も兼ねて、男物の通し裏の肩の揚げについての説明です。
 まず揚げの縫込みは後身頃に倒し、衿肩の部分を三角に折ります、そして前身頃の方の縫込みは、衽下りで衽付けの縫い目にかからない様に起こします。
 ただ揚げのつまみの量によっては、起ききらない事もあるので、その時は揚げの山に切り込みを入れます。
 私は出来ませんが、この技術を応用したもので、鋏をいっさい入れずに、縫込みをたたんで縫い上げる、一つ身の仕立方があります。

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男物の通し裏

2006年06月28日 21時48分11秒 | 未分類
私が修行していた時の大先生の”上野直吉先生”は大島や結城等の紬類の裏地には”正花”が最適で「あれは織物の傑作だ」と、現在出入りさせて頂いている呉服屋さんの御主人に話していたそうです。
 私は大先生の様に着物を着こなしてはいないので、縫い易いか、縫い難いのレベルの感想ですが、正花(上野和裁での呼び名は”はないろ木綿”)は縫い易く、洗い張り品でも擦り切れや穴で苦労した覚えが無いので、丈夫だと思います。
 それと呉服屋さんの話では、値段も紬の裏地の半額程度だそうです。
 写真は、腰附近に揚げをした通し裏の写真です。
昔は裏地を将来布団裏にする為に、肩に揚げをして衿肩明を開けなかったそうですが、裄も2尺9分になるとそうもいきません。


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角通しの羽織

2006年06月26日 21時31分02秒 | 未分類
この間から紹介している荒磯文の襦袢と濃い色の角通しの着物には、写真の角通しの羽織が付きました。
 それとまた師匠の奥さんから感染した病気が出て、角通しの一辺は3分(1センチメートル)程度なんですが、柄合せという無駄な努力をしてしまいました。(だって余程近くで見なければ、ただの無地です)

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角通しの着物

2006年06月25日 20時58分45秒 | 未分類
江戸小紋の一つに”角通し”という柄が有ります。
 写真がそれですが、管理人は写真技術がゼロに近いので、地色の画像を撮るのに苦労しました。
 以前、お世話になっている呉服屋さんに言われたのですが、インターネットで反物の色を正確に伝えるのには、今の平均的な技術ではまだ難しいそうです。


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