おせっちゃんの今日2

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老人なんだ・・・思い知りました

2021-06-11 14:06:03 | 日記

ちょっと前のことになりましたが、今月2日、ワクチンの接種を受けました。その時思い知ったことです。

私は脊柱の圧迫骨折をしたことがあり、そのつぶれた骨の補修を促すように週1で注射を勧められました。その第1回のことです。副反応というのでしょう、気を失って倒れたことがありました。そのことがあって、ワクチンの接種の後控室で待機する時間が普通の人より15分ほど長く設定されました。偶然でしょうか、控室に私一人ぽつんと待つ時間がありました。若い看護師さんが(孫娘ほどのお歳の方だったでしょうか)話し相手になってくださいました。

その時の彼女の応対がとても優しいのです。
「お一人でいらしたのですか、お迎えどなたかいらっしゃいますか。一人で大丈夫かしら」

私はもう10日ほどで83歳になります。圧迫骨折以後は確かに自分でも歯がゆいほど老いが進みました。下肢がしびれたり痛みが襲ったり、疲れがひどく歩く速度も遅くなっております。体力が減退すると、気力も明らかになくなります。おまけに、そんな自分を自分が甘やかしてしまいます。

それでも5歳年上の夫と二人暮らしです。最低限の家事はこなさなければなりません。自分のことだけでなく、より衰えた夫の生活全般気を配らなければなりません。たどたどではありますがそれほど大した失敗もなく毎日を送っているつもりでした。

私は人を押しのけてまで上に立つ身分になることは好みません。それでも親と同居することもなく子供二人を育てる専業主婦としては時間は自由で、幼稚園の父母会・PTA/ ・町会役員・ミニコミ誌の編集委員・などなどお役を引き受けておりました。これらは煩わしいことではありますが、良いお付き合いもでき、それなりに私を成長させてくれたと思います。

そういうお役をしたため、役所の方にせよ、ご近所の方にせよ、それほど年寄扱いはなさいませんでした。それを自分の実像だと勘違いしていたのですね。赤面です。そうした役職(というには烏滸がましいですが)に対する他人様の態度を勘違いしていたのですね。

普通に見れば、単なる婆さんです。若い方から見れば労わらなければと思う年寄りなのですね。思い知りました。