バードカービング幼夢(おさむ)の森 

バードカービング、錦鯉飼育、魚とり(釣り、投網)、庭木で果樹収穫など趣味を紹介

愛車ロータスヨーロッパ

2009-11-11 09:08:08 | ロータスヨーロッパへの思い・・・
ロータスヨーロッパTCスペシャル(73年)LHD 近くの駐車場にて・・・



このヨーロッパ購入の経緯について紹介します。
今年定年(2009.2月末)を迎えた者ですが、この車を買うきっかけは、今から42年前に遡ります。
当時18才の頃、確か日本で初めて開催された晴海での外車ショーに従兄に連れて行ってもらいました。
会場でものすごく低い車があって従兄にあれは何という車か聞きそれ以来、何時かロータスヨーロッパに乗りたいという気持ちを持ち続けていました。
当時高卒の給料が18.000円の頃に200万以上した車は到底買う等ということは出来ません。
ロータスヨーロッパは買えないので当時なんとか買う事ができた車、ホンダS800を購入し楽しんでいました。このS800は結婚と同時におとなしい車に乗り換えました。
結婚してから、子供も出来、少ない小遣いで我慢する状況でしたので、ロータスヨーロッパを持つことの夢は持ちつつ2009年までの月日が経っていきました。
その間一般道路でロータスヨーロッパを見る事は一度もありませんでしたが、厚木にあったロータスヨーロッパ専門の販売店の前を通る度に横目でチラと見ては我慢していました。(何時かはロータスヨーロッパ…)
今年定年を迎えるに当たり、家の大蔵省(妻)に長年真面目?に働いて来たんだから一生のお願い(一生のお願い…はちょくちょくつかっています)といって我が儘を聞いてもらう事で(買ってしまえばこっちのもの…)ロータスヨーロッパ購入の了解を得ました。
購入に当たり、インターネットで販売車両の検索、ロータスヨーロッパの構造、発生しうるトラブル及びオーナーのコメント情報を収集し、関東地区で数軒の販売店に出向きました。
ある販売店での話ですが、写真ではかなり程度がよく見えた物が、現車を見ると、これが本当にあの写真の車ですか?と聞くようなレベルの物で、その時の話では、お客さんの予算では到底ノントラブル車の購入は無理で、本当に良いくるまが欲しいなら、お客さんの予算と同じ位の整備費用をかけなければまともなロータスヨーロッパは手に入らないよと言われ、ガーン! 目の前真っ暗のショックを受け、こりゃ夢は諦めるしかないのか…。
暫く沈黙していたのですが、やっぱり夢を諦める事は出来ないという思いで、再度検索、これが最後これでダメなら諦めようという思いで埼玉県戸田市のCGクラフト(クラシックガレージ)さん(http://www.cgcraft.co.jp/intro.html)に伺い、社長さんのお話を聞く中で、全幅の信頼がおける人と判断が出来契約に至りました。
ちなみに、この車はアメリカ西海岸からの並行輸入車で契約の時点では、エンジンもかからず、よって試乗も出来ませんでしたが確り整備していただけるという事でお願いしました。日本で今回初登録になりますので3年車検となります。
契約は2008年の暮れに行い、長くて2ヶ月で納車出来るという事でしたが、隅々まで整備していただき、納車は4月末で4ヶ月待ちましたが、私の納得ゆく車に仕上がっていました。
引き取りの時は社長に裸足で運転して帰るようにと言われびっくりしましたが、ロータスヨーロッパのオーナーの方はご存じと思いますが、ABCの幅が極端に狭いのが理由で、足が震えるのを抑えつつ何とか運転して帰ることが出来ました。
極上の車を紹介していただいたCGクラフト(クラシックガレージ)の社長さん本当に有難うございました。
自分は年も年ですので、このロータスヨーロッパは無理な運転をしないで、大切に扱って永くドライブを楽しんで行こうと思っています。
ちなみに現在納車後半年が過ぎましたが、ノントラブルです。

My ヨーロッパの詳細

2009-11-11 09:07:52 | ロータスヨーロッパへの思い・・・
My ロータスヨーロッパ北米仕様(73年式)の詳細です。

納車(嫁入り)日 2009/4/29

ユニットNo: 73073762R
エンジンNO: S30351 (ノーマル)
トランスミッションNO: 43601 4速ギヤ
ボディーカラー: L05 Carnival Red

今回入手したヨーロッパですが、ほとんどオリジナルで維持されてきた車両です。
36年間この様な最高の状態で維持されてきたことには驚きです。
車両の塗装は、初期の塗装のままなので、応力の掛る部分に数ケ所、小さなヒビが入っていますが気になるレベルではありません。
全塗装(整形美人)でピカピカにするよりも、多少のヒビは36年前の車両であるという証し、味として見るようにしています。
また、ヨーロッパ特有のドア落ちもなく、ガシャといい音で閉まります。



車両内部

シートの破れや傷はありません。灰皿も紛失することなくオリジナルが付いています。
ウッドパネルは、36年経過していることもあり、浅い小さなヒビが表面に数か所ありますが、気になるレベルではありません。
フロアーマットはヨーロッパの純正品、小物入れも装備。

           

エンジン部

エンジン、ミッションの整備、ウォーターデリバリーパイプのステンレス化、シリンダーヘッドは結晶粒塗装で、エンジンブロックも新たに塗装していただきました。

              

タイヤはグッドリッチを履いています。

前輪 185-60   後輪 205-60  センターキャップは4本とも付いています。



各部メッキの状態

錆びは全くと言っていいほど見られません。初期のメッキ状態が保たれています。



予備タイヤもシッカリ定位置に収まっています。
エァーを有効に呼び込む為の清流版がラジエターの前についています。

     

ロータスヨーロッパは後方視界が悪いと言われます。この車はセブリングミラーがドアーに付いていました。
この状態で左ハンドル車では左側の後方は良く見えるのですが、右側は全くと言っていいほど見えません。
クラッシックガレージの社長さんのアイデアで丸い小さな凸レンズを張り付けた所、像は小さくなりますが、慣れれば問題なく見えるようになりました。



以上がMYヨーロッパですが、本当に程度が良いです。購入時21580マイルで現在の走行距離22300マイル(35680Km)、 1150Km走りましたがトラブルは発生していません。