東京都国立市にある谷保天満宮で開催された旧車祭にmyヨーロッパで参加。
天満宮の宮司、実行委員の方々からお話を伺う中で由緒ある旧車祭である事を知りました。
解説~
話は102年前に遡ります。
大正天皇の教育係などをつとめた有栖川宮威仁親王殿下(ありすがわのみやたけひとしんのう 1862~1913)
は車好きで「自動車の宮様」と呼ばれ1908年(明治41年)8月1日、政財界の名士(福沢諭吉の弟さんも含まれて
いたそうです)を引き連れ、車11台で都心から多摩地域を目指す「遠乗会」を実施しました。
殿下の車はダラック号(価格1万5千円)は35馬力の英国製。殿下は自らハンドルを取り、詰襟にハンチング姿で
先頭に立たれたようです。
おそらく日本で初のロングツアーでした。
前年に国産初のガソリン自動車が誕生「ガタクリ、ガタクリ」と走るので「タクリー号」と呼ばれた車もこの日
3台が加わっています。
この「遠乗会」は自動車産業の重要性を伝える《モーターショー》としての役割を果たしていて、戦後の
自動車立国となった日本の礎を築いたイベントだったのでは・・・。
一行はその帰り道に谷保天満宮の梅林で昼食会を開き、日本初の自動車クラブ
「オートモビル・クラブ・ジャパン」 を立ち上げました。
またその際、宮内で交通安全祈願をしていただいた事で、谷保天満宮は交通安全祈願発祥の地となります。
以上 担当幼夢が説明させてもらいました。悪しからず…
今年の旧車祭は120台程参加。大きな駐車場がないため宮内の通路脇の空きスペースをうまく利用しての展示
となりましたが、トラブルなくスムーズに進行がなされていました。
ルノーアルピーヌ、myヨーロッパ、ランチャ絵になりますね~。 ヨーロッパは私の1台みの参加でした。
娘は初めて見たアルピーヌの方がヨーロッパよりも好きと言っていました。 シュン ・・・
その他 娘が好いなといった参加車を紹介します。
シボレーのトラック
ダットサン 17型フェートン (1937年)
その後、参加者全員に交通安全祈願、昼に弁当、帰りにお土産まで頂き(参加無料なのですが良いのかな~)
14時20分より近乗り会(パレード)がスタートしその後自由解散となりました。
お土産の「タクリー号」の絵馬と谷保天満宮のキーホルダーです。 来年も参加だ!!