道 (真理)

道は須臾も離るべからざるなり 離るべきは道にあらざるなり

白い1枚の羽を・・・

2013-03-31 00:11:27 | 道・真理・ Deshi A
 2013年3月31日
「陽が極まれば陰」という自然の摂理が今の時代のすべてを意味しているようです。陰と陽の慣習的なイメージは、男性は陽で女性は陰、陽は+で陰は-、陽は明るく陰は暗い、という印象ですが、今の時代は陽がすぎて陰に入りました。これを十二干支で表すと巳の会から午の会、未の会までが陽、未の会から陰に入ります。

時計の針で言うと午後1時までが陽です。太陽が最も高く昇る時間です。そして午後1時から陰が始まります。マヤ暦をも包含する刻の計り方は60秒で1分、60分で1時間、24時間で1日、365日で1年、そこまでは一般的に知られていますが、その上は10800年で一会、つまり子・牛・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥、の十二会で129600年で一巡し、これを一元といいます。

古来中国に伝わる天地の運行の基本ですが、この暦から言えるのは、例としてあげた一日の午後の陰に入った時が今だと言うことではなく、「129600年に一度の未の会である陰に入った」ということです。もちろん易で言うように陽中の陰、陰中の陽のように極まれば対極に遷移します。らせん状の陰陽の動態は極小から極大まで無数・無限の変化がありますが、その中でも今回の未の会は129600年に一度の大遷移なのは確かです。

体用の関係で言うと、陰陽を陽陰とは言いわず、あくまでも陰陽で、「陰」が本体で「陽」がその用い方になります。今までの男性中心社会の印象では、陽が本体のイメージですが、それは男性が女性を支配していた意味で、支配者が人間を奴隷化していたことと異なるものではありません。長い年月によってできた慣習によって本質が隠されていますが、これから時代が陰に変わることで、徐々に男性的な争いごとがなくなり、女性的な母性愛の世界が始まることになります。

宇宙的にも、陰陽の接点がブラックホールであるという説があります。最近ブラックホールが大量に発見されています。人間の心の葛藤から生じた宇宙の乱層を人間自身の英知で整理滅侭させ、その不必要なものをブラックホールが吸収して新たな宇宙の創造源になります。

2013年人類がおかれている環境の道理は、このように心の中の悪習慣を捨て、その中に埋蔵されている宝のような本性(純粋な霊)を顕すことにあります。その一個人の進化がどれほど重要かを意識しながら、日々の心の変化を受容し慈しんでほしいと思います。129600年に一度の遷移は、人類の不安や恐怖の奥に日々黄金の輝きを増してまさに脆脱の瞬間を迎えていることを身近に感じます。

陽から陰に遷移する瞬間、その接点で力尽きる者、赤子のように産声を上げるもの、今、その接点で命を懸けて戦っている勇者へ、彼が望まなくとも神々の助けを求めてやみません。そして闇の世界に身をおきながら内部改革を進めてきた勇者は、いまこそ闇をつかんでいた左手を解き離し、断崖に向かって飛び立ち、空高く舞い上がる瞬風を吹き上げてほしい。

闇が瓦解してゆく残骸に巻き込まれないよう、巧みな彼らに利用されないよう、闇の魔の手を切り離す、あの偉大な勇者のために、白い1枚の羽を捧げたいと思います。

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