「博物館や美術館の癒やし効果を利用し、心身を健康にする〈博物館浴〉を提唱する九州産業大(福岡市東区)の緒方泉教授(博物館学)らが、宗像市の国史跡・田熊石畑遺跡歴史公園〈いせきんぐ宗像〉で、ウオーキングによるリラックス効果を科学的に実証する取り組みを行なった」とのことです。〜どんな実験だったのでしょうか?
「10月12日にあった取り組みには60〜80代の市民16人と同大学生14人が参加」。「リラックス効果を比較するため、歩く前にも血圧と脈拍を測定したほか、人付き合いや集中力、やる気を自己評価する35項目の心理測定を」されたそうです。「参加者は歴史公園と旧国道沿いを歩く2班に分かれて、会話の有無などさまざまなパターンで15分間歩行し、それぞれの測定を重ねた」そうです。「参加者からは『車が気になる国道と違い、公園は風がさわやかだった』『若い学生とおしゃべりしながら歩くのは楽しかった』などの感想が」寄せられています。〜若い世代と会話しながら歩く、良いですね。黙って歩くと歩数だけが気になります。会話がある方が確かに楽しいでしょうね。楽しいことは一番のリラックスと思います。
緒方教授は「今後は全国の国史跡歴史公園などでも『健康寿命増進効果がある〈歩く博物館浴〉の取り組みを広げていきたい』と話されています。
(下:2023年11月17日 西日本新聞−大窪正一「公園ウオークの効果検証 九産大・緒方教授 高齢者のデータ測定」より)