柳川の古文書館(柳川市隅町)の展示が12月より変わるとお知らせをいただきました。
わりと派手なチラシを見ると「企画展 有明海と柳川の缶詰史」とあります。柳川はうなぎの蒲焼き、下げもん、川下りがぱっと浮かんできますが、缶詰史とは?缶詰がなんかあった?うなぎの蒲焼きの缶詰か?と思ったらなんと
「かって柳川は有明海の海産物を主要な原料として缶詰製造業が盛んでした。その歴史は古く明治14年(1881年)に旧柳河藩士によって創立された士族授産会社・興産義社より始まります。」と企画展主旨にありました。〜柳川に缶詰製造業があったそうです。士族授産会社とは何でしょう?早速ネットサーフィンしました。
そして、缶詰製造業の歴史は続きます。「この興産義社に続いて柳川には多くの缶詰製造業が創業し柳川を中心とする有明海沿岸は全国でも有数の缶詰製造地域となっていきます。大正末期からは北米へ貝類缶詰の輸出が開始され、昭和に入ると缶詰業者の組合も結成されました。しかしながら、戦争の影響で缶詰製造は国家の統制下に置かれ、終戦前後にはほとんど製造されなくなります。今回の展示ではこうした柳川における缶詰製造業の歴史について、経営史料を中心にして紹介していきます。」〜缶詰製造産業が生み出されたのになくなってしまったのでしょうか、今は?
(下:展示紹介チラシより)