「なかなか泣きやまない赤ちゃんは育児の大きなストレスだが、うまく寝かしつける方法」が、「理化学研究所などの国際チーム」によって発表されたそうです。
「赤ちゃんは抱っこされて歩くと、泣きやんでリラックスすることが知られている」。「しかしいったん寝付いた赤ちゃんが再び目を覚まして泣きだすこともあり、より確実な方法を調べていた」とのことです。
〜調べるって?どうされたのでしょうか?
「チームは、日本やイタリアなど複数の国籍や人種で生後7カ月以下の赤ちゃんと、その母親の21組を被験者にし」て、「激しく泣く赤ちゃんを、抱っこして歩く▷抱っこして座る▷ベッドに置く▷ベビーカーで揺らすーーの4行動を約30秒ごとにランダムに組み合わせ、心拍数や泣く様子を調べた」とのことです。
「その結果、『抱っこして5分歩き、座って5〜8分待ち、その後にベッドに置く』という方法が最も効果的に寝ついた」そうです。
「赤ちゃんは眠っていても親から体が離れると気づいてしまうため、泣きやませた後で親が座って休むことで、深い眠りにつかせられる」とのことです。
「チームは今回の成果を基に、赤ちゃんの状態を予測して育児行動をアドバイスするアプリや装置などの改發に取組む」そうです。
「チームの黒田公美(くみ)・理研チームリーダーは、自分の2人の子と実験に加わった」そうで、「赤ちゃんを体に密着させ、平らな場所を一定の速度で歩くのがコツだと感じた」そうで、「『育児という身近なことでも、自身の経験だけでは分からないこともある。それを科学的に定着化することがサポートにつながる』と話」されています。
〜赤ちゃんの泣き声は赤ちゃんの訴え。これはミルク、この泣き方はおむつ、これはオネムになった〜〜聞き分けられるお母さんはエラいです。これから、お母さんの体験も集積され分析され、いい方法が見出されるんですね。もしかしたらグッズも作られるかもです。でも画一化では又問題、赤ちゃんの個性もあり、各自仕様も大切。と、知人が言ってました。
(下:2022年9月14日 毎日新聞-酒造唯「泣きやまない赤ちゃん 寝かしつけるには 理研チーム 科学的に解明」より)