大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

下水発【再生リン】、肥料に

2022年09月10日 05時22分50秒 | 日記

 「福岡市とJA全農ふくれんは下水汚染泥から取り出した【再生リン】を使った肥料の販売に乗り出した」そうです。
 「肥料の原料に欠かせないリンはほぼ全量を海外からの輸入に依存しており、円安などを背景に肥料価格は高騰している」そうで、「【再生リン】を活用した〈地産地消〉の肥料は都市内での資源循環に繋がり、価格は輸入リンを使った従来品より2〜3割を抑えられる」とのことです。
 もともと、「生活排水に含まれるリンは、多量に海に放出されれば植物プランクトンが大量発生し、赤潮の原因となる」そうです。「このため、市は、1996年度から水処理センターで下水を浄化する過程でリンを回収し、博多湾の水質保全に取り組んで」いたとのことです。「和白水処理センター(福岡市東区)が2022年度にリンの回収設備を更新。これまでの15倍のリンを取り出せるようになったことから肥料に活用することに」なったとのことです。
〜15倍になったとはすごいですね!下水からは水素ガスも作られていました。
 「22年度は、和白水処理センターで取り出した約80トンのリンをJA全農に供給。ふくれん側が家畜のふんを使った堆肥とリンをまぜあわせたエコ肥料として販売する」そうで、「今月から県内のJAで購入可能で年度内の生産量は、約8万袋(1袋20キロ)を見込」まれています。
〜写真を見ると、【再生リン】と商品化されたエコ肥料の違いがわかります。
 「JA全農ふくれんによると、世界有数の肥料輸出国であるロシアからの輸出が停滞し、国際市況が上昇。急速に進んだ円安が拍車をかける形で肥料価格は大幅に高騰している」そうです。〜ウクライナ侵攻は肥料高騰ももたらしています。
こうした「循環型・地産地消」は、農家農業に、消費者にとっても良いことだらけの上、海の浄化にもなっています。横浜・金沢区「海の公園」の砂浜に大量の〈アオサ〉が漂着したニュースもありましたし、、、
(下:2022年9月2日 西日本新聞-一ノ宮史成「下水から抽出【再生リン】肥料に 福岡市とJA全農が販売 低価格 地産地消で資源循環」より)