「鹿児島県農業開発総合センターは、パッションフルーツの〈つり上げ仕立て〉による増収効果を明らかに」されたそうです。
〈つり上げ仕立て〉とは「結果枝を主枝から上向きに誘引するのが特徴。10アール当り収量は3・9トンで結果枝を下向きにする従来法・〈つり下げ仕立て〉と比べて1・5倍に増える」そうです。
〈つり上げ仕立て〉は「主枝は水平に一文字型に伸ばす。仕立てのポイントは結果枝の角度」で、「地面に対して垂直に誘引するより仰角75度で誘引したほうが果実の大きさがそろう」そうです。「課題は、結果枝から副梢(ふくしょう)の発生が増え、芽かきの作業量が増加すること」だそうです。写真や図があります。
パッションフルーツは「栽培1年目に収穫できる果樹品目として、新規就農者を中心に栽培が増えている」そうで、「加温のための重油や農薬の使用量が少なく、栽培に取り組みやすい。比較的寒さに強く、関東でも一部地域で栽培されている」そうです。
「センターは『限られた面積で収益を上げるのに役立てて欲しい』と」話されています。
〜気候温暖化でパッションフルーツが身近になって来たのでしょうか?
作り方・技術改良で生産量が増えるんですね。農業の知的財産ですね。
(下:2022年9月13日 朝日新聞【日本農業新聞に掲載された記事を紹介します。】「つり上げ仕立て1・5倍の増収に 鹿児島 パッションフルーツ」より)