うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

書評 ~ ラクをしないと成果は出ない

2011年07月11日 | 書評

今週の書評です。

今週のチョイスは  「ラクをしないと成果が出ない」 日垣 隆著





ここの所「仕事」をコントロールできなくなってきた。
決してダラダラやっているつもりはなく、時間を設定し集中してやっているつもりなのだが
仕事に自分がコントロールされているくらい物件が増えてきた・・・。

さて、仕事をさらに効率化させるために「次のステップ」に進む必要があるかも。

そんな気持ちでこちらを手に取ってみました。

本の表題の割には、仕事の効率化に関するアドバイスが少なかったような・・・。
なんだか広いテーマの自己啓発本みたいな感じでした。

著者も書いてるうちにコンセプトがずれてきたのかな。

その中でも「使えそう!」
そう思ったことをいくつかピックアップしてみました。



・仕事で一番大切なのは「完成させること」 自分を完全に満足させるものを目指していると完成は遠のいていく。

~ 著者によると仕事の定義は「納期までに一定条件を満たしたものを形にすること」
  仕事の満点は100点ではない、100点にこだわりすぎると時間ばかり過ぎていく。
  
  なるほど、非常に大切な概念だと思いました。
  しかし、ここぞ!というところでは100点を目指すことも大切なのでしょうけれども。


・何をするか ではなく 何をしないか。を明確にしていく。

~ 人は欲張りです。「あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ」 基本的に真面目なのでしょうね。
  そうではなく「これはやらない」 ルールを決める。 
  やらなくても大して結果に影響しないことはやらない。
  明日から実践です。


・40歳以降は映画でも本でもつまらないと思ったら素早く撤退する。

~ 大人の時間は貴重です。
  もったいない 気持ちを抑えてすっぱりやめる。
  そんな潔さが大切なのでしょうね。


・成果を上げ、抜きんでる方法は「継続すること」

~ これは大得意。
  ちょっと自信がつきました」。


・よほどゆとりがない限り、正義に多大なエネルギーを割かない。

~ 本当に自分が正義を貫く議題か・・・。
  時にはドライに。エネルギーを使うべき対象はほかに沢山あるのですね。



収穫はありました。
今週いくつか試してみましょう・・・。