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大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

角刺神社のご神木

2020年12月19日 | ♫この木何の木、気になる木

2020年12月16日 16:04 葛城市忍海(おしみ) 角刺(かどさし)神社

近鉄 御所(ごせ)線 忍海駅のすぐ近く西側にある角刺神社

今も神社(左 鳥居があるところ)と神宮寺(正面 忍海(にんかい)寺)が境内にあります。

 

角刺神社 拝殿

明治元年(1868)に発布された神仏分離令によって、長年全国各地で行われてきた神仏習合の信仰は禁止され、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)が起こり、多くの神宮寺が破却されました。奈良県も春日社と一体の興福寺が一時は廃寺同然なるなど大打撃をうけましたが、角刺神社/忍海寺や隣の駅 近鉄 新庄駅近くにある柿本神社/影現寺(ようげんじ)はそのまま廃寺にならず残りました。

 

拝殿横にはしめ縄で飾られたご神木があります。

 

このご神木はすこしユニークで、お魚のような形をしています。

「こんなお魚、いますよね。」

 

頭から角(つの)のように出たご神木、まさに角刺神社。

「なんでこんな形になったのかな。」

 

この木どうやら、葉っぱの形とか幹の様子から、イチイガシ(樫の木の仲間)のようです。

 

境内をおおう立派な神木ですね。ちょっとユニークですが...

 

境内には「神武天皇 明治天皇 遥拝所」の碑

 

分水石(下)と庚申さん(左下)がありました。

 

「分水石と九平さん」の案内

奈良盆地は雨が少ないので、ご先祖の苦労がわかります。

先祖の苦労に感謝して、地域の方がこの神社と神宮寺を大切にお守りされているという苦労もわかります。

 

お隣の葛城市歴史博物館にある展示

角刺神社の祭神は飯豊青尊(いいとよあおのみこと)=飯豊天皇(飯豊青女 いいとよあおのひめみこ)

第22代清寧天皇と第23代顕宗天皇の間にあって、一時的に政務をとったとされる飯豊天皇(女帝 第23代顕宗天皇、第24代仁賢天皇の姉)がここに「忍海角刺宮」を置いたと云われています。

飯豊天皇は歴代天皇の代数には含めないが天皇の尊号贈り、宮内省では「履中天皇々孫女 飯豊天皇」としています。ここから北北西900mの所には、飯豊天皇陵(全長90mの前方後円墳 5c末~6c初頭、宮内庁管轄陵墓)があります。

もし代数も認められていれば、第33代 推古天皇より前の最初の女性天皇ということになりますね。

関連記事:♫この木何の木、気になる木(9)

撮影日:2020年12月16日

2020年12月19日(HN:アブラコウモリH )

 

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