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大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

石川化石木の現状 2018年12月

2018年12月28日 | 石川化石木・足跡化石

【石川化石木の分布図(錦織東・彼方地区)】

〈画面をクリックすると拡大します〉

 

2018年7月29日:台風12号、8月23日:20号、9月4日:21号と 相次いで近畿を襲った台風で石川は増水し、河川敷内の流路がかなり変わりました。

それに伴い、富田林市錦織東二丁目・彼方の高橋下流部の100万年前の樹木の化石「石川化石木」の形状も大きく変容しました。

不明のなったもの、大きく破損して変容したもの、新たに出現したものなどを今回まとめました。

 

 【C-6地点】 北東から撮影 2018.12.18.16:52

*上記分布図をクリックして別窓の「blogimg.goo.ne.jp 」と比較してみていただくと解りやすいです。

 昨年2月28日流路が変わった時に発見されたC-6。現状は土砂がかなり堆積して埋もれた状態になっています。

〈画面をクリックすると以前の状態が見れます〉2017.3.1.撮影

 

 【C-6地点】 東側から撮影した写真

 

 【C-6地点】南側(上流)からの川の状況

〈画面をクリックすると以前の状態が見れます〉 2013.6.5.撮影 最初に化石木を発見した当時、A・BポイントとDポイントの間に、立木の見える中洲がありましたが、2014.9.18.の台風18号の時の増水で消失しました。

 

  【C-8地点】今回発見された倒木と思われる化石木

 

  【C-7地点】昨年2月に新たに見つかりました。

〈画面をクリックすると以前の状態が見れます〉2017.3.1.撮影

 

  【A地点】

 〈画面をクリックすると以前の状態が見れます〉2017.3.1.撮影

 

  【A地点】

 〈画面をクリックすると以前の状態が見れます〉2014.1.23.撮影手前に消失したBが写っています。

 

  【C-4地点】

 〈画面をクリックすると以前の状態が見れます〉2014.12.12.撮影

 

【材化石】

材化石も新たに見つかりました。 

 

 【材化石】

周りの粘土層に炭化物が混じっているようです。

 

  【材化石】

木の根っこのような材化石

 

 【材化石】

 

アケボノゾウの足跡化石の可能性

〈画面をクリックすると拡大します〉

 

 アケボノゾウ足跡化石の可能性 拡大図

〈画面をクリックするとさらに拡大します。〉

 

 大きな花崗岩の巨石

 

 深溝井堰(ふこうどいせき)

下流部の水田を利水するゴム引起伏堰(風船ダム)ですが、冬場は用水を使わないのでしぼんでいます。

そのおかげで、川の水位が低下し、それまで川底にあったものが見えてきました。毎年この時期は水量も少なく一番観察できる時期です。

みなさまもこの時期に観察してみてください。

この井堰がコンクリート堰なら、ここの化石木の発見はありません。

関連記事:石川化石木 新たな発見! 2017.2.28. 2017.3.2.

      その後の石川足跡化石・化石木  2016.10. 2016.10.21.

撮影:2018年12月18日

2018年12月28日HN:アブラコウモリH )

 


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