okamu-log

天気や季節を中心に色々書いていきます!
(最近は「色々」の方が中心になってきています...)

予報って難しい

2005年12月22日 | 天気
21日夜遅くから22日明け方にかけて、東京・八王子方面で降雪が予想されたため、とあるユーザーの所に予報アドバイザーとして出向することに

しかし、あいにく、雪を予報した時間になっても降り出しませんでした 気象レーダーでごく弱い降水域が八王子周辺にポツンと現れるんですが、すぐに消滅... 事務所の外に出て空を見上げても、雪が落ちてくる気配はなし...
「これはもしや??」と思い、八王子や府中のアメダスデータを見たところ、西系の風が続いていました。つまり、「西よりの風が関東の西側にそびえる高い山脈の効果で下降気流となって入り、雲を消散させているのでは??」と考えました。それから、西側の降水域の広がりを確認して、「八王子周辺ではもう雪は降らない!」と判断。ユーザーにその旨を伝えました。
このような判断は非常に悩むものです 「雪はもう降らない!」と言って仮に降ってしまった場合、ユーザーに多大な迷惑をかけてしまいます また信用を失ってしまいます。しかし、雪が降らない状況を早く伝えないと、これはこれで価値のある天気予報にならないのです。

というわけで仕事が終わり、家に帰ってきました。今後、雪が降らないことを祈りつつ、寝ることにします。