朝方の夢に流れていた曲を収録しているLPレコードを水洗いした。
専用スプレーとベルべットのような布地で埃をふき取っていた頃には考えられない暴挙。
後年、知り合いの電気屋さんに「水洗いが一番」と言われ、試したら・・・ホンマやあ!!
夢に流れていた曲は、「ドーヴァーの白い崖 THE WHITE CLIFFS OF DOVER」←You tube
いつ頃かなあ・・・このLPレコードで初めて聴いた曲でした。
伸びやかな歌声と流れるような美しいメロディに一瞬で魅了されてしまったねえ。
唄っているのは、ライチャス・ブラザーズの高音パートのボビー・ハットフィールド(右)
左はLPジャケットの画像ですが、彼らのイメージは右側のキラキラ瞳の好青年って感じ。
後に人気映画で使れた「アンチェインド・メロディ」「ふられた気持ち」は再ヒットしたね。
夢を見たのは、昨日、「赤川の褐色の壁」を眺めながら、この曲を口ずさんでいたからかな。
はあーはあー言いながら、♪♪THE BROWN CLIFFS OF RED_RIVER ・・・・なんてさ。
この曲については、アルバムにライナー・ノーツもなかったし、何にも知らない。
ライチャス・ブラザーズの甘い歌声を聴きながら、初めて検索してみたら・・・
色々調べていくうちに、彼らの明るい歌声とは裏腹に、だんだん気持ちが沈んできた・・・
オリジナルは1942年、「イギリス軍の恋人」と称されたヴェラ・リンという女性歌手。
時代は第二次世界大戦の真っ最中、この歌は戦争と無関係じゃなかったんだね。
彼女の歌を聴いてみてください→→→Youtube ヴェラ・リン「ドーヴァーの白い崖」
曲の背景を思い浮かべながら彼女の歌を聴いていたら、しんみりしちゃってさあ・・・
でも、40年後の彼女が歌う姿を観たら、ちょっぴり気持ちが晴れたよ。
それにしても、ライチャスを水洗いしたことをブログにアップしたら、色んな事を知った。
そのことの驚きが、また、心地いいね。