ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

伝統の美! 江戸小紋型職人の世界

2023-04-24 08:15:00 | 日記
今日は、江戸小紋型彫職人として400年の伝統を継承されている高井さんの東青梅工房に伺います。

私は、日本の伝統工芸と職人衆の支援と応援の活動は、日本人の『魂』を持続させてゆく活動!と考えてています。 
HLD Labとしても、この度特定非営利活動法人伝統工芸つくも神の代表である橋村舞さんが中心となり進めている『日ノ本プロジェクト』に参画することとしました。

100年大切に使い続けた道具類はやがて魂をもち、道具そのものが「つくも神(九十九神、付喪神)」になるという伝承があります。

使い捨てやインスタント製品が溢れる現代、地球規模の環境問題が深刻化し、物や人への関心が希薄といわれる世代が生まれています。その一方で、人生100年という時代になったことで、人生の豊かさ、心の豊かさということに立ち返る時流も起きています。

伝統工芸品には、長年にわたり培われた技と、技を受け継いできた手や想いの温かさがあります。
何より上質で丈夫なものが多くあります。質の良いものを大切に使い続ける、自分の持ち物に愛着をもつ、作り手の存在を感じる、そういったことが「豊かさ」にそして心の幸せにつながります。

『八百万の神の国』に生きる私たちが,守るべきもの!その一つが伝統工芸や伝統芸能・文化といった『美意識』の宝です。

江戸小紋の着物の美を醸し出す「型彫」の技に触れることに「わくわく」しています😃

https://edocomon.base.shop/

https://www.tsukumo-gami.net/aboutus

『感性弱者』にならない「場」つくりのプロデュースとエンジニアリングの視点

2023-04-23 10:04:00 | 日記


日本でも、エンジニアが「リベラルアーツ」を学ぶ機運が高まり始めています。

サイエンスの世界は「理論」と「発見・証明・実証」の「科学・技術」の世界。
アートの世界は「感性」と「心」を拠り所とした「人間味」の世界です。

価値を創造してゆく「人間の英知」が結実する過程に「サイエンス」は不可欠です。
AI、量子コンピュータ、ビッグデータ、ゲノム解析、DXテクノロジー、ディープテック...etc 全て、科学が生み出しできたもの。

最近のジェネレーティブAIの進化には驚きを禁じ得ませんが、果たして「科学」やエンジニアリングだけで、「人間社会」は豊かに,そして幸せになるのでしょうか。

エンジニアの方々のみならず全ての人間が持つ「感性アート」の心、言い換えれば『美』の心を意識しておく大切さが今問われています。
多くの日本人は、仕事で「美」を考える事はありません。
「美」では、経済的対価を生み出すこと、要は、儲けられない!との意識があるからです。.....でも、この意識は本当に正しいのでしょうか。

私流の「美」が生み出す価値創造(感性弱者にならない)ストーリーテリングをご紹介しましょう。

「美心」は「幸福心」の触媒であり、幸福感のセルフ・エモーショナルマネジメント術を身につけていると、生産性や創造性を高められる!との仮説。
幸福感は、ワクワク心を刺激し、やる気を増進させるはず!との想い。

「美」を感じる心「美心」の感性を磨くことで「幸福心」を感じられる「意識のセルフマネジメント」ができるようになります。

哲学や美学、幸福学等の視点で難しく考えるのではなく、感じたままの思いです。

私たちは、目に見える「綺麗」なものや「素晴らしい景色」例えば、ロマンチックな夕日や抜けるような青空、一面の花畑や満開の桜...、女性美、肉体美そして、心脳で感じる情景や人の優しさなどにも「美」を感じます。 
目の見えない方は、心で「美」の感じるとの話を聞いた事があります。心美眼です。

あらためて「美」とは!を考えてみると、生きる喜びであり、心の豊かさを醸しだす触媒でもあり、心地を良くする「糧」になる幸福感!と言えます。

暮らしの中で「美しさ」を感じる感性・感情セルフマネジメントを身につけてゆけば、暮らしの潤いと「幸福心」を育み、人生の幸福を感じられるようになるのでは!と思う次第。

もう少し具体的にお話すると、

「美」は自然に感じる無意識ですが、敢えて、何事にも意識を向けてみると、様々な「美」を感じられるようになります。
デザイン美、審美、機能美、造形美、曲線美...etc   

こうした美的意識を「自覚」して見ましょう。
段々と「美心」が芽生え始め、見聴きする物や事象がポジティブ心理を触発し、「幸福心」を育むゆとりや安らぎの気持ちを感じられるようになります。

ただ無理強いをしてはいけません!

さり気なく「美しい」ものに浸ってみることです。セルフ・エモーショナルマネジメントのコツです。

私が目指す「幸福社会創造」活動に於ける「場」つくりでも「美の演出」は、社会や組織に於いても、大切な要素です。

美の探求!  
深い世界ですが、ワクワクするテーマや沢山の学びがある世界です。
ジェネレーティブAIは「美的作品」を既存の情報を繋ぎ合わせて「作る」ことはできますが、美感を「創作」「創出」そして「創造」することはできません。

皆さんも是非「美しさ」とは!  を考えてみてください。日頃の無意識を目覚めさせると、面白い心の景色が見えてくると思います。

こうした意識を持たぬままに、日々を「義務感」と「科学」「エンジニアリング」だけで過ごしていると、「感性弱者」となり、発想力や創造性にも影響がでてくる可能性も⁈
と思うのは私だけではないはずです。

【幸福の探求コラム】 心的イメージを覚醒させる刺激特性

2023-04-20 14:17:00 | 日記


「場」の設計と構築にあたり、働く人たちの「働き心地」を良くする心理的な要素の一つである「快感」に関する「覚醒ポテンシャル理論」とは!

この理論を提唱している心理学者によると、「人間は単純過ぎるものには快感を感じないが、複雑すぎるものには不快感を感じ、その中間に快感を最大にする覚醒ポテンシャルが存在する」というものです。そして、快感を高める変数として、「複雑性」「新奇性」「不明瞭性」「曖昧性」「驚愕性」「不協和性」そして「変化性」といった"刺激特性"を挙げています。

「場」創りの要素と読み替えてみると、様々なアイディアが浮かんできます。
刺激特性をバランスよく「場」の中に散りばめながら、クリエイティブ仕事をしているひとの「感性のエッジ」を研ぎ澄ます試みも面白いと思います。

「知性と感性の心理」の著者は
『感性研究に求められているものは、...(中略)..明示されていない情報や暗黙知に基づいて人間が採る適切な措置(たとえは、ヒューリスティック)や、感情・印象をともない、個人差・状況差を含んで行なわれる直感的な感性判断など、人間の多様な情報処理の在り方に目を向けることであり、それらの背後にあるメカニズムの検討を通して、人間の認知のあり方の理解を深め、豊かで暮らしやすい社会のあり方を考えてゆくことにあるだろう』と述べていいます。

私が挑戦している日本を元気にする「場」創りのシナリオには欠かせない学術的知見です。

「心的イメージ」は、内的表現の一つの形態で、「心像」あるいは単に「イメージ」と呼ばれるものです。認知心理学では、「心的イメージ」は一般的に『現実に刺激対象がない時に生じる擬似知覚的経験』と定義されています。
偉大な科学者の歴史的発見にもイメージが作用しているエピソードもあります。例えば、アインシュタインの相対性理論の基本構想は、自分が光線に乗って旅するところを視覚化する思考実験を繰り返してゆく中で直感的認知思いついたと言われています。また、ワトソンとクリックのDNA二重螺旋構造の発見は、夢うつつの中で見た視覚イメージが元になって生まれたといいます。
アスリートがイメージトレーニングで運動能力を上げるといった話もイメージの力を示すものです。

私たちも日常の生活の場で、実際に体験していないのに体験したかの感覚を感じることは誰もが経験しています。
具体的には、思考イメージ、空想、白昼夢、残像、回帰像、直感像、幻覚、夢....といったものです。
最近話題のVRによるシュミレーターは、擬似体験とはいえ、現実的な世界を体感することもできます。
クリエイティブ仕事に携わる人たちは、現実世界及びバーチャルでの体験や経験を元に、「イメージ」を膨らませて創造的活動を行っています。

FM総務のミッションは、創造者たるクリエイティブワーカーたちが「イメージ」を膨らませることが出来る「場」を整えることです。
物理場の環境も大切ですが、ICTの技術を導入したバーチャル場の設計思想をしっかりと構築することが重要です。

視覚イメージサポートには、デジタルサイネージやVRやARなどが有効です。
聴覚サポートにはヒーリング音楽なども有効です。
この他にも「イメージ」世界を拡張させる「場」の仕掛けやICT技術を活用した手段がたくさんあります。

最近ここにジェネレーティブAIやメタバースなどWeb3コンセプトを内装した仕掛けができるようになっています。

具体的な話はまたの機会に!