皆さんは、「夢中」「フロー」「ゾーン」など、時間を忘れて超集中状態(没我状態)になる経験をしたことありませんか。
私は、好きな音楽を聴いている時や、映画を観ている時やゲームをしている時(今はあつ森にハマっています!)、そして面白い本に没入したり、文章を書いたり何かを思考する時に、「夢中」になる事があります。
自分の好きな事に没頭していると、周りが見えなく(聞こえなく)なるほど熱中してしまうことがありますよね。
この時の「脳力」は、最高のパフォーマンス出力を発揮している状態と言えます。
「夢中」という超集中状態では「集中力」が最大値となり、人間の「集中力」が呼び起こす、発想力、創造力、閃き力などの『潜在能力の表出化』が、新価値創造の源泉となることも。
要は、「夢中(フロー・ゾーン)」状態を随意につくれる人は、仕事や活動の高パフォーマーになれる可能性があります。
個々のナレッジワーカーが、「夢中(フロー)マネジメント」をできるようになると、組織の生産性は格段に向上するはず!です。
でも、個々のワーカーの「ワークモード」は、個々人の問題であり、組織側が関与し得る問題では無い!と思われがちです。
一般的には、これが組織側の「常識」であり、雇用者(経営)は、被雇用者(社員等)の「パフォーマンス」は、個々人の「能力」として「評価」します。
よく2:8または2:6:2の法則と言われることがあります。組織の社員は、20%のハイパフォーマー、60%のミドルパフォーマー、そして20%のローパフォーマーで、人材のポートフォリオができる傾向値を表しているもの!
経営者は、ミドルパフォーマーやローパフォーマーを、ハイパフォーマーになってもらう事を期待して、人材育成のプログラムを人事部に託し「人を育てよう」とします。
人事部は、「教育・育成プログラム」をつくり、外部講師を招聘し、社員に「研修・セミナー」を受講させます。
そして、受講した効果を確認するために「テスト」を受けさせて、一定以上の得点を取れた社員を「合格」とし、必要な「知識」は習得・修得できたはず!と見做します。
よくある組織内の光景です。
皆さんは、これで人材が育成された!と思われますか?
私の経験では、必修科目の研修を受けても、本人に「意識」や「関心」がなければ、その知識は翌日には忘れてしまうことも!
特に、自身の『本業』が忙しいのに、受講義務がある研修などは、出席だけはして、講義時間中、パソコンで通常仕事をしているような受講者もいたりします。
これでは、「研修を実施した事実」は残りますが、本来の目的たる「人材育成」にはなりません。
「人を育てる」との発想から、「人が育つ」への発想転換が必要です。
どうすれば良いのでしようか。
人の自律意識へのアプローチが必要です。
「面白い」「楽しい」「わくわく」....,そして、自分の意志から「やってみたい!」と思えるような「場」と機会を、さりげなく作り出す演出と、その後の「夢中」を誘発してゆく「場」と「プログラム」をプロデュースしてゆくことが大切です。
キーワードは「ゲーミフィケーション」!
『わくわく』と『夢中』を触発させて、自律・自立型の「人が育つ」場つくり術です。
でも、どのようにして「夢中」を誘発させてゆけるのでしょうか。
「夢中(フロー)」になりやすい人のことを、「オートテリック(自己目的的)パーソナリティ」といいます。何にでも好奇心と興味を持って、毎日を「積極的かつ前向きに生きている人」ほど「夢中(フロー)」になりやすいと言われています。
人間が集う社会や組織に、オートテリックを醸成する「わくわく」を演出してゆく「場」の設計・デザインするのです。
私は、HLD LabをHUBとしながら、この社会で働き暮らす人々全ての「夢中(わくわく)人生」を、ファシリテート(サポートしてきっかけを創り出す触媒的活動)してゆける社会「場」の演出をしています。
その具体的手法が「ゲーミフィケーション」というゲーム感覚を取り入れた手法です。
その一旦をインタビューでお話ししました。^_^
https://doga.hikakujoho.com/moviescoop/41226800006188/?fbclid=IwAR1QwLa88v5CpJ-moHFwGLBEvchnqxi6mwYQyXgkFYvlFdwpln8KF9Ynyvc
https://doga.hikakujoho.com/moviescoop/15858200006201/