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ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

『テレイグジスタンス』を応用した働き方ダイバーシティの実現に向けて 『OriHime』の社会普及を応援!

2020-03-26 18:27:00 | 日記


「テレイグジスタンス」とは、バーチャルリアリティの一分野であり、遠隔地にある物(あるいは人)があたかも近くにあるかのように感じながら、操作などをリアルタイムに行う環境を構築する技術およびその体系のこと。
要は、遠隔バーチャルロボティクスのテクノロジーです。

ちょっと面白いテレイグジスタンスの事例として、『オリィ研究所』開発提供する『OriHime』ロボットをご紹介します。

このプロダクトは、人々の社会参加を妨げている課題を克服するためのツールです。 
テクノロジーによって「できない」を「できる」に変換し、社会そのものの可能性を拡張してゆく!とのコンセプトで作られました。

株式会社オリィ研究所は「身体的問題や距離をコミュニケーションテクノロジ ーの研究開発により克服し、会いたい人に会えて、社会に参加できる未来」を 実現する為、2012年9月に吉藤 健太朗氏により設立されました。 

https://orihime.orylab.com/

まさに今コロナショックにより、外出制限やリモートワークを余儀なくされています。

私たちは、Covit-19のオーバーシュートリスク回避のため、厳しく制限・制約された環境で、社会活動を行わざるを得ない現実に直面しています。

平時にはあまり意識していない事を強いられた時、不便さや戸惑いを感じるとともに、長期化するとかなりのストレスが溜まってきます。

転じて、健常者の方々にとっては『無意識』の当たり前が、心身の障害を持つ方々にとっては当たり前ではない事がたくさんあります。
日頃は気付きませんが、自分がその立場になってみると感じるものがあるはずです。

私は、ハンデキャップのある人たちにとっても働きやすい職場実現のためテレイグディスタンスの技術に関心を持ち、具体的な事例としてOriHimeを知りました。

筋ジストロフィーを患っている方が『OriHime』を使い在宅リモートワークしている姿を見た時、テレイグディスタンス技術の普及と、ダイバーシティ・リモートワークの社会実装に向けた活動意義を感じました。

コロナショックは、常識的な社会意識を変革してゆく起爆剤になります。
私は、今こそアフターコロナを見据えた「ウェルネスソサエティ」のデザイニングに意識を向けてゆきたいと思っています。

『OriHime 』はその一例です。

『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート. その13 心と環境の接点!そして「感性」の正体を学ぶ

2020-03-24 16:24:00 | 日記


エイジレスにライフデザインをするには、「人間」への好奇心を持つ事が大事です。
特に人間の「心」について関心を持つ事です!

今日は、「心と環境の接点」を考えてみたいと思います。まずは人間の「感覚」について整理しておく必要があります。

「感覚」とは、所謂  "五感"と言われる、視・聴・味・嗅・皮膚感覚や平衡感覚、運動感覚、そして空腹感などの内臓感覚の事です。

それぞれの感覚システムは「刺激」を通じ、複合的に連携して多様に変化する「環境」に無意識のうちに対処しています。

「刺激」となる事象の具体例としては、

視覚:  物の形や色合い、人の顔や表情

聴覚:  雑音や音楽、会話や自然音

味覚:  美味さ(不味さ)、熱い(冷たい)

嗅覚:  良い香り、臭

触覚:  硬い、柔らかい

といったものです。
スペースの広さや狭さなども視覚の刺激になる環境要素です。

これらの「感覚」は人間の生理的な機能により感じるわけですが、様々な「感覚」は「知覚」を伴い、結果、心の動きに影響を及ぼす「感性」を育みます。

「感性」は創造力を創発させる原動力となります。

人間の「感性」を知る事は、組織においてコミュニケーションを誘発させ、クリエイティブワークを活性化する戦略に不可欠のナレッジです。

さて「感性」とは?を考えてみると、その定義は様々です。

ある哲学者は、
「感性とは感じることの性質もしくは能力」
と定義し、
また、ある生理学者は、
「瞬間的あるいは直感的に物事を判断する能力」と定義しています。 

そして、心理学者は、
「包括的、直感的に行なわれる心的活動およびその能力」
と定義しています。

これらに共通するのは、感性を「心の働きのひとつ、あるいはその能力」として捉えていることです。

そして、瞬間的、包括的な判断能力は、知覚にも当てはまるものです。
感性とは「印象評価を伴う知覚」と位置づけることもできます。

感性は「想像力」や「イメージ」といった心の内的な表現にも関わりますが、外部からの刺激による「知覚」により感性の評価を意識することになります。

つまり、「ここち良さ」「快さ」「面白さ」「美しさ」  などの感覚です。
これらの感覚は個人差がありますが、一般法則があると言われています。

組織の中でコミュニケーションを触発し、知力を高める「場」の設計と構築にあたり、働く人たちの「働き心地」を良くする心理的な要素の一つである「快感」に関する「覚醒ポテンシャル理論」を紹介します。

この理論は、「人間は単純過ぎるものには快感を感じないが、複雑すぎるものには不快感を感じ、その中間に快感を最大にする覚醒ポテンシャルが存在する」というものです。
そして、快感を高める変数として、「複雑性」「新奇性」「不明瞭性」「曖昧性」「驚愕性」「不協和性」そして「変化性」といった"刺激特性"を挙げています。

「場」創りの要素と読み替えてみると、様々なアイディアが浮かんできます。

刺激特性をバランスよく「場」の中に散りばめながら、クリエイティブ仕事をしているひとの「感性のエッジ」を研ぎ澄ます試みも面白いと思います。

「知性と感性の心理」本によると

『感性研究に求められているものは、...(中略)..明示されていない情報や暗黙知に基づいて人間が採る適切な措置(たとえは、ヒューリスティック)や、感情・印象をともない、個人差・状況差を含んで行なわれる直感的な感性判断など、人間の多様な情報処理の在り方に目を向けることであり、それらの背後にあるメカニズムの検討を通して、人間の認知のあり方の理解を深め、豊かで暮らしやすい社会のあり方を考えてゆくことにあるだろう』と述べていいます。

私が挑戦している日本を元気にする幸福「場」創りのシナリオには欠かせない学術的知見です。エイジレス・ライフデザイナーの皆さんも知っておくと役に立つ情報と思います。

『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その12. 話し上手になる秘訣 - 外集団同僚等とのコミュニティつくり-

2020-03-23 09:06:00 | 日記


皆さんが組織勤めをしている場合、組織内で、自分が帰属している部門の人たちや、仕事で繋がりのある部署の人たち(所謂 内集団)とのコミュニケーションは、お互いに同僚としての認識がありますから、話しかけることや話を聞くことには さほど抵抗がないと思います。
  

一方、同じ会社で勤めているけれど、仕事や仕事以外での関係性が全くない「他人社員」(所謂、外集団にいる人たち)とは、『あの人とチョット話してみたい』と思っても、なかなか話しかけ辛いものです。

こうした想いを持っている人にとって、外集団同僚との交流をスムーズに行う方法、つまり「他人社員との距離感を縮めるコミュニケーションスキル」とは!

何も難しい事ではありません。

例えば、大学時代の先輩後輩の関係や同期との関係は、お互いにある種の「心の絆」が出来ており、職場を越えた外集団組織に居ても「意識の内集団」化が出来ているものです。

また、かつて一緒に仕事をした人や、会社内の同好会的な活動を一緒にしている人も同じ「意識の内集団」にいる人たちです。

要は、こうした自分が持っている人的なネットワーク(社内人脈)を上手く活用しようと「意識」する事が大切です。

さりげなく、社食等で隣合わせになった「話したい人」に声をかけるのは勇気がいります。
ついつい尻込みしてしまうことが普通です。

実は、HLD Lab での活動で、組織内ファシリテーションサポートや、ソーシャルイベントを企画して、コミュニケーション促進を図る意図は、外集団他人社員同士や、他社の方々とのソーシャルネットワークを繋ぐきっかけを提供しているのです。

自分が、組織の中で「話し上手」になる秘訣は、人とのネットワークを上手く活用しながら、(会社側:と言っても総務人事:が提供する)社内イベント等の機会に積極的に関与してみてください。

自分の属する組織内外のコミュニティを広げる努力、つまり「ネットワーキング活動」を業務の一部と考ることが必要と思います。

ただ、まだまだ日本の多くの組織では、日常業務以外の活動は、「遊んでいる」とか「サボっているの」と見られる傾向があり、積極的な活動がし難い環境があります。(例外があります!スモーカーズソサエティです!)

その原因は、長年培われてきた「組織風土」や上長の意識に起因するものも少なくありません。

皆さんが部下を持つ立場にいる場合は、一度振り返ってみてください。
部下の育成・教育と称して、目先の目標だけに目を向けていませんか?

人の育て方、コミュニケーションスキルを身につけさせる指導方法は、部下の目線を内集団だけに留めるのではなく、外集団に目を向けさせることが重要です。「あいつはすぐサボるからなぁ....」と思っていても信頼すること、そして我慢する事です。
さすれば、人は成長するものです。(まぁ、何事も例外はありますが....)

エイジレス・ライフデザインを設計してゆく上で、コミュニケーションスキルを向上するには、引っ込み思案にならず、社会との交わりを積極的挑戦してゆく「社会意識」をしっかり持つことが大切です。

『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その11 『脳と心の関係性』を知ろう!

2020-03-22 07:39:00 | 日記


私たち人間は、年齢に関係なく人生時間を楽しむ事が出来れば幸せを感じるもの!
でも現実社会は、複雑な人間関係や社会のしがらみに「心痛」を感じることも少なくありません。

人体メカニズムとしての「脳」は、人間が生きてゆくための司令塔ですが、「心」は司令塔からの指示だけでなく「情緒」「感」「勘」、といったエモーショナルな感受性を生む機能を持ち、そして「気」や「波動」などの自然の「神秘」をも受信できる意識の受容体!

何か説明のつかない『気』のゆらぎを感じて、人間脳にフィードバックしながら人間感を繋ぎ合わせてゆく暗黙力の機能....!を秘めているのが『心』

ともあれ、『エイジレス』に人間をやり続けてゆくには、「脳と記憶の関係」や「脳と心の関係」を学ぶことで、人間の創造力のメカニズムや、コミュニケーション誘発のメカニズム知る重要な手掛かりやヒントを得ることができ、生活デザインに役立ちます。

チョット学んでみましょう。

全ての記憶や感覚を司る脳は「記憶のサーバー」であり「脳と心」とは同じものと考えてしまいがちです。

然し乍ら、「脳科学」を学んでみると、エイジレス・ライフデザインで重要な「場」つくり要素である「コミュニケーション設計」に関し興味深い考察が出来るようになります。

今日は、「Dr.ブレインのよくわかる脳科学」の解説から「脳」と「心」の関係性についての知見を紹介します。以下はWebからの抜粋引用です。

-Quote-

1.脳はどんな仕事をしているの?

人間には、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、すなわち五感をはじめとしてさまざまなセンサー〔感覚器官〕があり、そのセンサーで感知した情報は脳に伝わるようになっています。

感覚には、五感以外にも、お腹が空いたり、痛くなったりして、お腹の状態を脳に伝える内臓感覚や、バランスを取る時に重要な役割を果たしている平衡感覚などもあります。

脳はこのように感覚器官から入ってくる情報を分析し、何をすべきかを判断し、身体に指示を出しています。

(中略)

2. 脳と記憶の関係はどうなっているの?

それでは、脳はどうやって判断して指示を出しているのでしょうか。

脳が感覚器官からの情報を基に判断して身体に指示を出すためには、脳の記憶機能が重要な役割を果たしています。

感覚器官から入ってきた情報はまず感覚記憶として、長くても数秒の間だけ記憶されます(例えば、視覚情報の場合、0.5秒程度といわれています)。

ほとんどの情報はその後忘れ去られるのですが、脳が興味を持った情報は短期記憶という形で、数十秒間、記憶されます。一度に記憶できる情報量は、マジカルナンバー7とよばれ、7個程度といわれています。でも最近の研究では、7個よりもっと少なく、4個程度という説もあります。

脳は感覚器官から入ってきた情報とこれらの記憶されている情報に基づいて判断を行い、身体に指示を出しているといわれています。脳は、私たちの知らないところで、常に働いているのです。

3. 脳と心の関係はどうなっているの?

そうだとすれば、私たちが喜んだり悲しんだりするのも全て脳の指示なのでしょうか。脳は心と同じなのでしょうか。

脳と身体はお互いに密接に関係し合っているので、心を理解するためには、脳だけではなく私たちの身体丸ごとを知ることが重要ですが、ともあれ、心の働きに脳が大きな役割を担っていることは間違いないようです。

心を理解するうえで記憶と同じように重要なのが「情動」という働きがあります。情動というのは、感覚器官からの情報に基づいて起こる身体的変化のことですが、この情動の働きにも脳が大きく関わっていると言われています。

情動は大きく快情動と不快情動に分けられます。快情動というのは脳が快いと感じる状態で、脳はその状態を求めて近づいたり、維持しようとしたりして身体に指示を出し、行動が起こります。

「情動」と「感情」はどう違うのでしょうか。

「情動」には快情動と不快情動があって、脳は快情動を求めて快情動行動をとり、不快情動を避けるために不快情動行動をとります。その状態を意識すると自分が今、どういう感情かがわかります。

自分が意識している状態が感情であると理解してもいいでしょう。
情動は人間が生きていくためには必要な機能なのです。
(以下略)

-Unquote-

快情動とは、慈しみ、至福、満足、夢中、自尊心、喜び、愛などの感情です。

私がこだわりを持って取り組んでいる「五感マネジメント」による「場」つくりも、働く人々の感性を豊かにする快情動を演出しようとの考え方です。

私たちは、エイジレスにポジティブ人生を設計してゆくにあたり、「脳科学」の知識をベースとして、働く人たちの快情動行動に繋がる環境構築と、触発させる仕掛けを知っておくと、エイジレスコミュニケーションも上手くゆくものです。