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ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

フレキシブル・パラレルワークの世界. その2

2021-07-30 08:51:00 | 日記

組織に勤めているナレッジワーカーの「越境日雇い労働」の在り方!

などというと、「あり得ない!」と思われる方々も多いのではないでしょうか。

少し言い方を変えると、「正社員」として組織に「雇用」されている方々が、雇用契約で認められている範囲の中で、自組織以外で報酬を得て活動(労働)する『スポット時間労働』です。

私は、パラレルワークには、大きく分けると、小遣い稼ぎ的な「副業」と、キャリアメイクを目的とした「複業」があるように思います。
一般的に、組織と雇用契約を結ぶと、就業に関する詳細な取決めに従い、多くは「副業」
は禁止されています。(まぁ、資産運用的な領域はグレーゾーンかもしれませんが..)

一方で、最近の潮流は「複業」を解禁される企業等組織が徐々に増えてきています。
組織側の事情からすると、コロナパンデミックがもたらした、劇的な社会情勢の変化に適応すべく、人材の社会流動化(要は、余剰となってくる人材のソフトリストラクチャリング)とも言えます。

私の古巣であるメガバンクも、週労3日ないし4日の働き方バリエーションを制度化されています(報酬調整が前提ですが)

こうした「社会の就労システム」がトランスフォームしている今こそ、「複業」のパターンの一つとして、ナレッジワーカーの越境タイムワーキング(日雇いあるいは週一ワーク等)システムを社会に取り入れてみるのも意味のあることではないでしょうか。

考えられるメリットは 

・越境仕事経験による「井の中」からのテンポラリー脱出
→ 世間の広さを体感できるとともに、様々な人生の気づきを得られます。

・生活資金等の補完
→ 日給制のシステムも可能なモデル(タイミー等)もあり、本業(主業)組織からの給料調整を補完できます。

・マルチキャリアを習得してゆけるきっかけになります。
→ 組織にとって、社員の定年が近づいてくると、シニア研修等を実施しますが、セカンドキャリアに関しては「ご自分で考えておいてください」的な話が多いのが日本社会。
シニア社員は定年後の自己防衛が必要です。

・人脈ネットワークの広がり
→ この価値こそ、「人生100年時代」を生きてゆくのに必須の要素です。

一方でデメリットや課題は、
・本業(主業)とのバランスの取り方が難しい
→ 本業がおろそかになる懸念

・時間マネジメントの課題
→ 働き過ぎ!となる懸念

・複数箇所からの所得収受に伴う確定申告等の事務的負担増
→ 当たり前のことですが、年末調整に慣れているサラリーマンにとっては負荷がかかります。

などなど!
次回には、これらのPros and Consを考察してゆきたいと思います。

-続く-

フレキシブル・パラレルワークの世界 未来型ワークスタイル研究  その1

2021-07-30 08:50:00 | 日記

新たなシリーズです。

さて、皆さんは、「日雇い労働」「非正規労働者」「臨時社員」「アルバイト」「テンポラリー・スタッフ」….etc
と聞かれて何を連想されるでしょうか。

これらの「ワークスタイル」には、『正規雇用』されていない(出来ない)方々の「生活維持と暮らし費の稼得」的なネガティブイメージが、一般的な「社会意識」ではないでしょうか。

私見ではありますが、中でも「日雇い労働」は、社会から「バイアスの眼差し」で見られた時代もありました。

また「正規雇用」されていない人たちを「敗者的」扱いをするメディアや、「勝組意識」を(意識、無意識に関わらず)持つ、安定組織に帰属している『正社員』の人たちが、社会的貧困層を創りだしている一つの要因では⁉︎ と思うことがあります。

私も組織勤めが長かったので、組織側の思考パターンはよくわかりますので、一概に語れないところがある事を承知の上で、私が描く未来の仕事の世界観とも言える『フレキシブル・パラレルワーク』の考えを綴ってみたいと思います。

最近、ご依頼いただく講演会などでお話しするテーマの一つに『働くとは、そして人生とは!』という問いかけをしています。
私たちにとって「仕事」あるいは「働く」とは何の目的と意味を持っているのでしょうかか。
今更、そんな青臭いことを⁉︎ と思われますか。
私は、VUCA時代でコロナに翻弄されている今だからこそ、この本質的な問いかけと、それに対する「真剣な思考」をしてゆくべきと思っています。

HLD Lab はこの度、株式会社タイミー(https://timee.co.jp/)と事業連携することとなったのですが、タイミーの事業モデル(今はアルバイト人材マッチング事業が主軸)をより応用発展させながら、「フレキシブル・パラレルワークスタイル」を社会のシステムとして織り込んでゆくことを「真剣」に考えています。
謂わば、複業が認められている「正社員」への仕事体験型「日雇い労働」!(フィジカル/エッセンシャルルーティンワークだけではなくナレッジワークの日雇いイメージ)
既に、ビザスク等でのモデルもありますが…

こうした流れが何を意味するのかについて次回から詳しくお話ししてゆきたいと思います。

-続く-