多くの人が「もっと素敵な自分に変わりたい」とか、「もっと仕事ができるようになりたい」そして、「幸福な人生を送りたい」と願っています。
『クリエイティブコンフィデント』とは、「自分には周囲の世界を変える力がある」という「信念」を意味する概念です。
脳内機能の一つに「脳幹網様体賦活系」という神経が集積した部位があります。
人間は、関心のある事しか脳内記憶に残らないようにプログラムされています。
一方、この部位の働きにより、自分のしようと思っている事を実現できる!という「強い心」を持つと「脳幹網様体賦活系」が活性化して、思いが叶えられるチャンスが高まってきます。
「信念」の科学的根拠の一つです。
さて、そもそも、「クリエイティブ」とは、絵画、音楽、小説、そして映画・TV番組やゲーム制作などにかかわる芸術家、アーチストやプロデューサーの専売特許のように見られがちですが、総務FM業務やルーティンと思われるような仕事も「クリエイティブ」な面はあるはずです。
IDEOのトム・ケリーによれば、自分の生活やキャリアの中で創造性を発揮出来ていると感じている人は25%しかいないとのこと。
世の中75%もの人が、"自分はクリエイティブではない"との意識を持っているのです。
総務FM人にとっても、「管理業務の総務FM部門はルーティーン仕事が中心でクリエイティブ仕事はあまり無い」と上記75%の人と同じように感じている人も多いのではないでしょうか。
私は、プロフェッショナル総務FM人はクリエイティブ人間である(あるべき)と思っています。
『クリエイティブコンフィデント』を意識し、組織変革のイニシアチブを取る勇気を持つことが大切です。
そして、『クリエイティブコンフィデント』を意識出来るようになるには、常日頃からクリエイティブマインドあるいはクリエイティブセンスを磨いておく事が大切です。
クリエイティブセンスを磨き上げるには意志を持って努力することが必要です。
以下は、そのための心構えのポイントです。
・些細な事や雑務も無駄と思わず一生懸命に取組むこと
・小局に目を奪われ過ぎず、大局を見れる理性と心眼を持てる努力をすること
・様々な物事に好奇心を持ち、感性の感度をあげるアンテナを張っておくこと
・そのためには、色々なジャンルので人たちと交流する機会を増やすこと
・知性(知識/知恵)を高めるべく、学術的分野に興味を持ち、学際的学問を勉強すること
・アルゴリズム的な仕事スタイル(指定ないし予定されているやり方をたどる方法)からヒューリスティック的な仕事スタイル(新たな方策を見つける為に、決まりきったやり方から離れる方法)に働き方を変えてみること
・何事も遊びや趣味と同じように楽しむこと
『クリエイティブコンフィデント』を意識して仕事に臨めば心の景色が変わると思います。