「働き方変革」が話題になっています。
今まで、日本社会の「常識」であった企業戦士の働き方に、スポットが当てられたのは歓迎すべきではありますが、ともすれば、「長時間労働」や「在宅勤務」といった表面的な問題だけに話題が偏っているのは懸念されるところです。
「働き方変革」とは、残業時間を規制して、所謂、猛烈企業戦士やナレッジワーカーたちを半強制的に職場から離れさせる事(名目的帰宅)ではありません。
私は、「働き方改革」とは、「暮らし」や「働く」事の意味や意義、そして自分自身と、自身を支えてくれる家族や大切な人との「人生」そのものをリ・デザインする視点と「社会の意識改革」の視座が重要だと感じています。
私たちは何の為に働くのでしょうか!
生活の為
生きる為
仕事だから
社会正義の為
....etc
あまりにも当たり前すぎて、日頃深く考える事はありませんよね。
仕事には幾つかのタイプがあります。
例えば、肉体労働、頭脳労働、肉体頭脳労働といった区分とか、企業内労働(会社組織内での活動等)、家事労働、社会貢献労働(公共サービスや非営利団体等)、教育労働、医労働、精神労働(宗教、スピリチャル活動等) 、軍事労働...といった区分もできます。
要は、「仕事」とは多様であるという事。
様々な仕事に従事している人たち、其々の個別事情を考慮せずに、一律的な「働き方改革」=「長時間労働改善」では意味がありません。
「働き方改革」というスローガンが意味する「本質」をしっかりと認識・理解せずに、漠然と「労働時間問題」として捉えてしまう風潮には警鐘を鳴らす事も必要!だと思う日々です。
では、どうすれば良いか!
所詮、一人の力では何も変わらないと諦めの気持ちもあるかもしれませんが、まずは、私たち一人一人が「意識」を変える努力をしてみる事が大切だと思います。
・素朴な疑問を自問自答してみて考える
・物事を俯瞰して捉えてみる
・常識の非常識を感じる視点を持つ
....etc
メタ認知思考法やシステム思考という考え方があります。
次回は、こうした「意識改革」の助けとなる情報をお伝えします。
-続く-