及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

国民健康保険税が値上がりします(-_-;)(12/6)

2022-12-08 09:53:44 | 日記

12月6日(火)国分寺市議会では厚生文教委員会が開かれ、国民健康保険税について税率と課税限度額の改定が決まりました。

国民健康保険は会社などで働いている人が入る社会保険に入っていない方が入る保険です。

医療分、後期高齢者分、介護分の合算でそれぞれ所得割と均等割があります。

国分寺市は現在医療分が4.9%・28,000円、後期高齢者分が1.51%・12,000円、介護分が1.13%・14,000円で、

合算すると所得割が7.54%で多摩26市中で26位で、均等割は54,000円でこちらは10位です。

国民健康保険制度については平成30年度から都道府県化され、昨年が国民健康保険税の改定の年でしたが、コロナ禍でもあり市は改定を見送った経緯があります。

国分寺市国民健康保険事業の運営に関する協議会に諮問した結果、税率については

医療分を5.46%、後期高齢者分を1.80%、介護分を1.57%に改定することが妥当であるとの答申が出ています。

また。課税限度額について医療分が63万から65万、後期高齢者分を19万から20万に改定することも妥当との答申です。

国民健康保険については一般会計からの決算補てん目的の法定外の繰入金が令和3年度で9億程度あります。

市は都道府県化の際、この赤字を20年かけてゆるやかに解消していくとの方針でしたが、国や東京都から早期の解消を求められているとのことでこの考えかたもなくなるようです。

協議会の答申ではそのためこれまで3年に一度程度の改定について被保険者の急激な負担増とならないように適宜改定することも必要だと言っています。

東京都が示す国分寺市の標準保険料率は医療分で7.09%・41,783円、後期高齢者分で2.43%・13,853円、介護分で2.43%・17,648円なので相当の乖離があります(-_-;)

今回上げないと今後急激な負担増になること、現在の保険料率が多摩で最下位であることから、私も制度上の大きな問題はあるとは思いますが、値上げはやむを得ないと考えます。

なお、市の役割りとして協議会が示している医療費の適正化、収納率の向上、疾病予防や重症化予防の保健事業の強化については進めていただきたいと思います。

保険者努力支援制度により医療費適正化の取り組みに応じて交付金が交付されます。

特定健診の実施率、メタボ該当者の減少率、生活習慣病の発症予防、加入者ヘの予防・健康づくりの取り組み、ジェネリック医薬品の取り組み、収納率、データヘルス計画の取り組み、医療費通知の取り組み、地域包括ケア推進、第三者求償の取り組み、法定外繰り入れの解消などが点数化されています。

国分寺市としてはこの数字があまり高くないようなのでさらなる取り組みをしていただきたいです。

 

 



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