及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

移動支援について✌(6/5一般質問③)

2024-06-16 12:16:35 | 日記


6月5日(水)一般質問しました。

3、移動支援について

〇移動支援サービスについては、主には通学・通所、自宅以外から自宅以外まで、グループ利用、またプールの利用などについて移動支援が使えるかどうかで各自治体で違っている。近隣市では立川がすべてOK、国立が通学・通所、自宅以外がOKで、国分寺市と小平市がグループ利用がOKとなっている。自治体によってばらばらだがこれはどうしてか❔

⇒移動支援事業は地域生活事業の必須事業で、国の実施要綱に基づき地域の実情に合わせて各自治体が実施するため差が生じている。

〇それぞれの自治体で内容を決められるという事だ。4月から国分寺市も内容を拡充したがその内容は❔

⇒3点拡充した。1つ目がグループ支援、2つ目が短期入所連泊中の利用、3つ目が一人での通学に向けた訓練における利用。

〇手をつなぐ親の会などもいろいろ要望しているので一歩前進できて良かった。

〇個別に相談を受けた。国分寺市は移動支援が余暇活動しか認められていないが国立市などは仕事にも使えて、市は使い勝手が悪いという事だった。

〇国立市に話を聞きに行った。国立市も移動支援では通勤等の移動と営業等の経済活動に係る外出についてはサービスが利用できない。ちなみに国分寺市では1日以上、通年かつ継続的に学校、施設等へ移動すること、勤務又は営業活動に伴い移動すること、自宅以外からの移動などが禁止されている。

〇国立市では他に国立市障害者(児)地域参加型介護サポート事業というのがあり、通称地サポというが、サービス内容は入浴、排せつ、食事、外出等の介護の他、日常生活全般の介護や家事、その他相談や見守り、コミュニケーション支援など幅広いサービスを受けられることになっている。これで通勤を含めた外出の介護が受けられる。国立市の独自事業。

〇国立市では平成17年に障害者自立支援法(現在の障害者総合支援法)ができる前から重度障害者がボランティアを使って活動していた。この法律ができるとヘルパーが足りなくなるのではないか、障害者本人のことを良く分かっている人に介護人になって欲しいという思いが市に寄せられ、平成18年11月から地サポ事業が始まった。

〇国立市は国立市の歴史、国分寺市は国分寺市の歴史があるので国立市と同じようにやれとは言わないが、こういう手厚いサービスをおこなっている市もあるということで紹介した。

〇立川市にも行ってきた。すべてOKになったのはこの4月から。去年市長が替わって市長の選挙公約だった。11月に手をつなぐ親の会など4団体から意見を聞いて、サービスを通学、通所、自宅以外から自宅以外までに拡大した。市の裁量権だ。

〇市長が替わらなくても市長が決めればできるという事。

〇移動支援は通勤と経済的活動と通年かつ長期にわたる外出は対象外だが障害者の就労支援の観点からは通勤や職場における支援は必須だ。国も検討しているようだがまだ結論が出ていないようだ。この4月から障害者差別解消法の事業主の合理的配慮が義務になるので通勤サポートも企業がしてくれればいいがいろいろ問題もあってはっきりしていない。この点について情報があれば教えて欲しい。また市はどう考えるか❔

⇒通勤営業等の経済活動に係る外出は福祉サービスのみならず障害者雇用促進法等に定める合理的配慮として検討していることは把握している。相互の検討状況を踏まえて必要な支援を実施していきたい。

〇12月議会で重度障害者等の就労機会の拡大を図るため職場等における身体介護等の支援を行う重度障害者等就労支援事業を要望したところ今年度から導入してもらいありがたい。これからも障害者の雇用について応援してほしい。

〇移動支援を調べて国立市と立川市を訪問した。それぞれ地域の事情や歴史が異なることは十分承知しているが、住んでいるところによって受けられるサービスが違うのは当事者にとってはとても理不尽なことだ。 

〇国分寺市でも少しづづだが要望を聞いて丁寧に拡大していることは十分承知しているが今後ともさらに前進していただけるように強く要望するがいかがか❔

⇒移動支援事業は障害者の生活の充実を図るために重要な事業であることは認識している。利用者のニーズの把握、事業者の状況を踏まえ、近隣自治体の取り組みを参考にしながら当市における実施方法を引き続き検討していきたい。





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