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ぱぷあ日記

海外生活はもう引退。これからは、日本に腰を落ち着けようと思います。第二の人生を切り開く様を書いていこうかと

バルボフィラムの花

2024-08-04 22:19:28 | 植物


こちらの花は、バルボフィラムの花。種名は忘れたが、パプアニューギニア原産で
パプアの職場で撮影した写真。これは現地での状況を捉えた貴重な写真である。

花には、沢山のハエがたかっている。子供の頃、本で読んだが、バルボの花には臭気があり
現地では受粉のためにハエを集めるとのこと。日本では、バルボの花にハエがたかっているのは
見た事がない。

バルボの花とハエは一度確認してみたい事だった。
さて、この花には、殆どにおいがない。
しかも、ミバエの仲間、臭気には寄ってこない。
たかっているのはオス、狂ったようにたかってくるのである。
そう考えると、臭気ではなく、フェロモンと考えるのが妥当だろう。

ランの話

2024-08-03 21:02:03 | 植物


ランの花は誰からも愛される美しい花である。
美の代名詞としてたとえられる事もある。
英語でいうとランは、オーキッド。
これは、ランの基本種である、オルキスという属名からきている。

このオルキスというのは、ギリシャ語のOrchisからきており意味は睾丸である。
解りやすくいうとキンタマである。
なぜキンタマなのかというとオルキスは、球根を持つ地性ランで
地中に前年度の玉と今年度の新しい玉を付け二つの玉をキンタマに見立てたものである。

イヌノフグリなんて植物もあるので、植物学者は結構好き物なのかもしれない。
ランの中には、Aa属なんていうのもあって、これは辞典の一番最初に来るように命名されたと思う。
ランは、睾丸なんてつけてしまったが、将来大航海時代を向かえこんな美しい花を咲かせるランが
どんどん発見されるとは、予想もしていなかっただろう。

写真は、デンドロビウム デコッキー

ユリの花

2024-07-17 22:44:53 | 植物


ユリの花は、6枚の花弁と思われがちだが、これは、3枚の花弁と3枚のガク片で形成されている。
ランの花が、一番高等な花といわれており、かなりこれに近い形である。
ランの場合は、3枚のガク片と3枚の花弁で形成されているが、3枚の花弁のひとつがリップ
と呼ばれる独特の形をしている。あと子房の位置もユリは、子房上位、子房は花の中にあり
ランは、子房下位で花の下にある。ヒガンバナ科は、子房下位で、ユリよりランに近い形態であるが
ランの場合ずい柱と言って雄しべと雌しべがくっ付いたような器官が存在する。

リンネの植物分類では、花の形で分類されるのでこういった形態的特長は重要なのである。



ランの花は独特だし、千差万別でこれはないだろという花まであって、好事家を喜ばせたりする。
パプアニューギニアの高地には、これでもかと言わんばかりの美花、珍花が沢山ある。
ランマニアの私には、天国のような場所だった。
こうした自生地の写真を纏めたのがこちらの本

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1138886197

ヤフオクにて販売中です。

デンドロビウム デコッキー

2024-05-05 22:39:11 | 植物


パプアニューギニアの高地ランは、美しいものが多い。
有名所だと、デンドロビウム クスバートソニーがある。
この種は、花色のバラエティーが豊富な事で知られ、白、ピンク、オレンジ、バイカラー
などが知られている。地域ごとの変異と言うわけではなく、一箇所で色々な色の個体を見つけることができる。

大体、3000m以上の高地で見られる。この地帯は、非常にランの種類が多く
しかもユニークな花であったり、花色も派手であったり非常に興味深い種類が多い。

今日の写真の花は、デンドロビューム デコッキー
さらに高地の3500m付近で見られる。
この辺りは、ランの種類も少なくなってくるが、
その代わりさらに魅力的な種類がおおい。

デコッキーにしても独特のオレンジの花色がたまらないし、栽培も非常に蒸すかしい。
日本でデコッキーを見た事がある人はすくないと思う。

そんなランの自生地の写真集です。
ヤフオクにて販売させて頂いております。

パプアニューギニアの高地ラン

2024-04-05 21:08:48 | 植物


こちらは、パプアニューギニアの高地で見つけた地性ラン、コリバス、種名はわからない。
コリバスはココア色を基調にした色的には、地味なランであるが、花の形は面白いものが多い。
こちらのコリバスは、ちょっと通常のコリバスを逸脱しているように思う。

見つけたときは、何だろう?と思ったが、よく見たらコリバスだった。
常にじめじめしたコケの上に葉を一枚出しがらに似合わない花を咲かせている。
栽培は難しいのだろうな~と思い標本にした。

PNGの高地ランとWAの植物
これらのPNGで撮影したラン、ウエストオーストラリアで撮影した地性ラン、食虫植物
写真をまとめて本にしました。
ヤフオクにて販売させていただいております。

ご興味があるかた、何かご質問がある方は、メッセージ下さい。

サクラ咲いたら、人見にいこう。」

2024-03-19 22:42:47 | 植物


サクラの季節がやってくる。年々、咲く時期が早くなってくる。
前は、四月の入学式の頃が満開だったのだが、3月下旬に満開を迎えてしまう。

さてこのサクラと言うやつは、花を咲かせ人を集める。



サクラを見るのもいいが、人間観察も面白い。



これからは、花見ではなく、人見と言うのもおもしろい。



デンドロビウム デコッキー

2024-03-18 21:43:28 | 植物
写真集 PNGの高地ランとWAの植物の中で、一番思い入れが深いのが
デンドロビウム デコッキー。



こちら表紙の写真。なんといっても鮮やかなオレンジの花がいい。
かなり高地に行かないと見ることが出来ず、自生地を訪れた人もかなりすくないと思う。
私だってこの花を見るために大嫌いな山登りをしたぐらいである。
ブログにも、この花を見に行った事を書いている

是非、こちら写真集をご覧頂きPNG,WAの植物を見て頂きたい。


今日一番読まれた記事

2024-03-15 21:55:18 | 植物

今日一番読まれた記事は、こちら。

野良桜

サクラの季節が近づいてきたので検索したら間違って見てしまったのだろうか?
なぜこれがと思うし、書いたことすら忘れていた。
改めて読んでみたら面白い記事だった。

久しぶりに今年は野良桜ミにいこう。

写真は、本記事とは関係ありません。タイトル 大根畑でつかまえて

ドロセラ ハミルトニー

2024-02-21 21:42:22 | 植物

ドロセラ ハミルトニーは、一般種。ホームセンターでも見かける
食虫植物の中では一般種といってもいい。
しかし、むかーしは、輸入を望まれるがなかなかやってこなかった珍品だったらしい。
初来日は、単独でやってきて皆を喜ばせた訳ではないらしい。
どうやってやってきたかと言うと
輸入したセファロータスにくっ付いて来たという話である。



実際に自生地にいってみるとセファロータスとハミルトニーは、一緒に生えていた。
そうやって入ってきたハミルトニーは、葉挿しで安易に増殖して普及したと言われている。
ドロセラは、自家受粉しないようなので、クローンのハミルトニーは、結実しないのかな?
なんて考えている。



オーストラリアのピッチャープランツロード、これはネペンではない、セファロータスである。

ウォータースプライト

2024-02-18 21:18:59 | 植物

ウォータースプライトは、もう古典ともいっていい水草。
私の熱帯魚生活の中で無くてはならないアイテムの一つである。
ソイルなんて買ったこともないけど、この草はよく育つ。
自生地では、地面に生えているが、浮かしておいても生育はいい・
ようは、丈夫な水草なのである。

丈夫な水草だから無くてはならないアイテムになっているわけではない。

その秘密はその根にある。植物の根には、さまざまな形態がある。
その中でもスプライトのような根は、活性がよい。
主根、側根、そして根毛と細分化していくことで、根の容量を大きくしている。
根は、水を吸い上げる器官なので水を吸い上げる事により、根の周りは常に水が動いている
状態にある。これは、好気性細菌にとっては良好な環境になり根の周りは、生物ろ過の役割を果たす。

もう一つ生育が早い植物は、大量に硝酸塩を消費し水の浄化に役立つ。

後、最近見つけた使い方があるのだが、こちらはまた今度の機会にまわそうと思う。