あん

面白い小説を読みました。
主人公は、どら焼き屋で働くさえない中年男千太郎。
70歳代のお婆さんと、女子中学生が準主役です。

「あん」　ドリアン助川

　　　　　

どら焼き屋「どら春」のアルバイト募集を見て…。
なんと70歳代の徳江が、雇ってくれと言ってきた！

徳江さんの作る「あん」が、美味しい！
お店は繁盛しだすのですが…。

ワケありの過去を持つふたり。
千太郎と徳江。

生きる意味って何だろうと問いかけてくる物語。

堅苦しくなく読みやすい文章で、あっというまに読んでしまった。
悲しい個所も随分あるのだけど、読後感は「しあわせ」

桜の花の塩漬けと、おいしいどら焼きが食べたくなってきました。

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