名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

シビアな 食塩水の 問題

2013-06-25 12:01:31 | 中学2年

連立方程式を習い、その文章問題が出てくる頃

食塩水の問題が出てきます。

たとえば、

濃度2%の食塩水300gと、濃度6%の食塩水100gを混ぜると

濃度何%の食塩水ができるでしょうか?

 

このあたりの問題ですとまずまずよくあるパターンです。

食塩水の濃度といい、その量といい、現実的ですが

問題によっては、非現実的な問題もあらわれます。

 

濃度20%の食塩水100gと 濃度30%の食塩水100gを混ぜると

濃度何%の食塩水ができるでしょうか?

 

これは、問題が間違っています!

食塩水で30%は、私達が普通に暮らす環境では作れません。

あのとてもしょっぱい海水でさえ約3%です。

 

そんな、非現実的な食塩水の問題で、ぎりぎりセーフという問題

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実験で使う濃度10%の食塩水Aと、濃度5%の食塩水Bがあります。

濃度7%の食塩水を作りたくて、まずBの食塩水を100g入れ

次に間違えて 水を100g入れてしまいました。

ここにAを 何g入れると 濃度7%の食塩水になるでしょうか?

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さて、どうやって解きましょうか?

まずは、図を描いてかんがえましょう

 

ここで作られた食塩水は、料理には使えないでしょうね~

しょっぱすぎて・・・・・・・

ご家庭で、野菜を切って浅漬けを作るときの食塩の量は

野菜の3%くらいが適量のようです。海水と同じ濃度ですね。