名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

連立方程式を使わずに 2つの 未知数を 求める?

2013-06-24 10:43:51 | 小学5~6年

前回の問題には、未知数が2つありました。

これは、中学に入ってから習う 連立方程式で解けるのですが

この問題は、小学生でも解けます。

もちろん連立方程式を使わずに。

 

問題は、

あきさんと、ベッキーさんが お買い物に出かけました。

2人の所持金を見ましたら、お互いにあと300円ずつ多ければ

あきさんの所持金はベッキーさんの所持金の1.5倍になり

お互いにあと200円ずつ少なければ

あきさんの所持金はベッキーさんの所持金の2倍になります。

あきさんと、ベッキーさんの所持金は、それぞれいくらでしょう?

 

あきさんをA, ベッキーさんをBとして 図に書きますと

 

このようになります。

この図を見ますと、Aは、(200円+300円)の3倍から 300円を引いた金額で

Bは、(200円+300円)の2倍から 300円を引いた金額だと わかります。

 

あきさんの所持金は、1200円、ベッキーさんの所持金は、700円

 

ところで、こういう図が ささっと書けるかどうか?は

経験と練習をしてきたかどうか?だと思います。

自分以外の人に、何かを説明するときに

図を書いてイメージしやすいように表現すること

数学でなくても大事なことですね。

何かの仕組みを説明するときに描く図、

道を聞かれたときに描く簡単な地図、

役割分担を説明するときに書く組織図

などなど

図を描いて説明する、図を描いて考えること、これは基本です。