前回の問題には、未知数が2つありました。
これは、中学に入ってから習う 連立方程式で解けるのですが
この問題は、小学生でも解けます。
もちろん連立方程式を使わずに。
問題は、
あきさんと、ベッキーさんが お買い物に出かけました。
2人の所持金を見ましたら、お互いにあと300円ずつ多ければ
あきさんの所持金はベッキーさんの所持金の1.5倍になり
お互いにあと200円ずつ少なければ
あきさんの所持金はベッキーさんの所持金の2倍になります。
あきさんと、ベッキーさんの所持金は、それぞれいくらでしょう?
あきさんをA, ベッキーさんをBとして 図に書きますと
このようになります。
この図を見ますと、Aは、(200円+300円)の3倍から 300円を引いた金額で
Bは、(200円+300円)の2倍から 300円を引いた金額だと わかります。
あきさんの所持金は、1200円、ベッキーさんの所持金は、700円
ところで、こういう図が ささっと書けるかどうか?は
経験と練習をしてきたかどうか?だと思います。
自分以外の人に、何かを説明するときに
図を書いてイメージしやすいように表現すること
数学でなくても大事なことですね。
何かの仕組みを説明するときに描く図、
道を聞かれたときに描く簡単な地図、
役割分担を説明するときに書く組織図
などなど
図を描いて説明する、図を描いて考えること、これは基本です。