名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

公倍数は、素数の積ですぐ分かる!

2013-06-12 11:42:40 | 小学5~6年

前回の問題は、公倍数を使った問題でした。

公倍数は、小学校で習いますが その求め方は

もとの数を、それぞれ2倍、3倍、4倍、と計算していき、

共通の倍数が見つかれば、それを公倍数とするという

とっても非効率的な計算方法でした。

この方法だと、最初の数が大きくなればなるほど

おそろしく時間がかかり、3つの3桁の数の最小公倍数を求めるとなると

気が遠くなります。

 

そこで、最初の数を素数のかけ算として書き直す方法

(素数の積 と言います)にして、調べます。

 

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発砲スチロールでできた、

42cm×70cm×105cmの直方体が ひとつ500円で売っています。

この直方体を同じ向きに積み上げて できるだけ大きな立方体を作りたいのですが

予算が15万円以内と決まっています。

予算内で、できるだけ大きな立方体を作るとき、直方体を何個買えばいいでしょうか?

 

これは、中学に入ってから教科書に載っている方法を使いますが

小学生でも理解できます。

しかも時間を掛けずに、計算の無駄もなく、合理的に数の仕組みが分かります。

電卓が105円で買える時代に、長い筆算ばかり練習させるのは

ある意味拷問ですよね。