名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

素因数分解 で 考えると 楽かも~

2013-06-28 10:19:11 | 一般

前回の問題を、もう少し簡単にしてみます。

 

1×2×3×4×5  の計算結果なら、

桁数の小さい方からいくつ 0 が並ぶでしょう?


これは、式を素数の積で 書き直しますと

1×2×3×2×2×5  となります。

これは、

(1×2×3×2)×(2×5)= (1×2×3×2)×10=12×10=120

となり、こたえは  1つ。

素数の積にした時に、2×5  が、いくつあるのか?が分かれば

計算結果のしっぽに付く 0 の数が分かります。

 

 

1×2×3×・・・・・・・×20  の場合、素数の積にしたときに

2×5 がいくつ出てくるか?ということを考えますと、

2よりも5の素数の方が少ないので、約数に5が含まれる数字

5 、10 、15 、20 の 4つですね。

1×2×3×・・・・・・・×20 を素因数分解した時に、

2×5 は、4つありますので、桁数の小さい方から連続して 4つ 0 が並びます。

 

この考え方が分かれば、

1×2×3×・・・・・・・×100 の場合でも、簡単に計算できます。

 

ところで、1×2×3×・・・・・・・×20 の計算結果はいくらになるのか?

電卓は使えませんが、お近くにパソコンがあれば、

ほとんどのパソコンに入っていると思われる

電卓 というアプリケーションを開いて式を入力しますと計算できます。

(やたら桁数が多いのです)

ウインドウズパソコンの場合は、

左下の スタートボタン から、プログラム→アクセサリ→電卓と進みます。

(機種によっては表示の仕方がちがう場合があります)