今日というか、今「衆院政治倫理審査会 」が行われている。最初は現首相が答弁、質疑があって後は自民党の「小粒議員」の答弁が行われています。
首相も議員(元大臣級)も言うことは同じで「会計責任者の誤り」「知らなかった」「長年の慣行」「十年を超えることなので調査できない」。歴史は繰り返すというやつで、今まで様々な疑惑があるの中で国会議員などの常套句になっている。政治家に限って言えば「知らない」「他人がやったこと」で罪を免れるという稀有な職業である。
よく与党寄りの記者、評論家が言うのは「政治資金規正法 が改正されれば、抑止できる」という言葉。全く訳の分からぬ解説だと思う。例えば殺人罪の刑を厳しくすれば殺人事件は無くなるのか?殺人にいたる犯人は「殺人罪の刑が重いから、殺すのは止めておこう」とは思わない。刑を重くしていてもなんの効き目もなくて、それより問題なのは、議員はそれぞれの倫理観と責任感、「貴重な献金(収支)に対してチェックを私がする。」ということ。議員それぞれの倫理観が問われているのに、派閥の事務総長で元総務大臣などは派閥の資金収支について「事務局長だけが知っている/事務局のミス」それでいて「政治家として責任を感じる」。要約すると「事務局の問題でオレの責任じゃない」ということです。
私は「政治家と金」について私は寛容な考えですが、国家のためでなく地元や自分の権益ためだけに奔走する政治家には厳いい見方をしています。政治はお金を稼ぐ家業ではない。
政治家のみならず、金にだけ走る子供や大人であっても同じ事です。