2001.9.11、私は自宅へ帰ってきてNHKの9時のニュース(日本時間午後9:45)の速報を見たときに「世界は終わった」と思いました。頭の中で「アメリカはこのままで済まさないだろう。犯行を手引きした国に対して核兵器を用いるだろう。そうすれば世界各国が『核兵器使用の連鎖』が起きて地球は人が住めなくなるだろう」と。その予想は幸運にも外れたが、中東各国が戦争に巻き込まれフセイン大統領に至っては「濡れ衣」で追い詰められた。オサマ・ビンラディン氏も果たして指示した者なのか解らないままだが世界的には「犯人」になっている。中東ではカダフィー政権転覆、シリアの内乱、現在のウクライナに至るまでかつて「世界の火薬庫」近辺での戦争/紛争が絶えない。「9.11以前の世界」も戦争/紛争を抱えていた。それが9.11のトリガーになっているのだろうが、そう考えると第二次世界大戦以降、世界はせっせと戦争に励んでいるわけだ。2023.9.11以降も戦火の絶えない世界が続くと思うと暗澹たる思いがする。本日、金正恩がロシアへ向かい首脳会談をするとのこと。間違ってもウクライナ戦争の仲介役を買って出たわけではないので、世界は東アジアでの火種が発火しかねないことに緊張を強いられる。緊張しないのは日本国民だけ(バカ)
性被害それぞれの立場-言える人、言えない人
昨日、渦中のジャニーズ事務所が記者会見を開いて性被害の事実や新体制の発表を行った。違和感としては新社長の東山氏のあまりに芝居がかった会見、言葉の選択の誤りなどがそうだ。そして、性被害者の中でも「表だって言える人と言えない人」がいること。被害当事者の会で社会に顔を出している人への勇気には敬意を表したい。その地下には表に出る事へのリスクを感じて言い出せない人が多く居ること。そして、いま現在タレントとして活動している中にも居るであろう性被害者の存在だ。ジャニー氏からの恩恵を受けつつ性被害にあった人は言い出すに言い出せないはずだ。この人たちへの救済処置はなされるのか?事務所には言い出しにくい。言い出すとすれば事務所を変えるか、芸能界を引退する時かだろうが芸能界に居ながら言い出すのは芸能人の寿命を短くしかねない。その人たちは墓場まで持っていくのだろうか…?
正直、こういうことは想定内で評論家/専門家で予想していなかったものはないだろう。現在も「替え玉説」がある。この『説』も当分続くと思う。私もここまでプリゴジン氏が危機意識が無かったのだろうか?と思う。幹部も同乗していて何台かに分けて移動していたということでもない。「プーチンにお目通りして免罪符をもらった」という気になっていたのか?
TVではプーチンはなぜこんなことをしたのか?信じられない!といいう言葉は少なからずある。しかし、政府に対するデモの中にいた女性に対して、堂々と鎮静剤?を注射するような命令を出すような人である。プリゴジン氏の死亡の後も「いい面も悪い面もあった」というような「私が暗殺命令を出した」といわんばかりの発言を堂々としている。これは「私に刃向かうとこういうことになる」という周りに対する脅しの何物でも無い。独裁色を強めて行けば行くほど、忠告をするものは少なくなり、忠告する者は粛正されていく。立場が危うくなれば求心力は遠心力となって側近は離れていき離れるならまだしも政権転覆も起こりかねない。ウクライナでの戦況が不利になったり、ロシア国内で不穏な事があれば核の使用をためらう理由は今のプーチン氏にはない。核を使えば日本への影響は避けられない。放射能が大気中にばらまかれれば数十年は生活に影響は残る。
この暗殺にはベラルーシ大統領のルカシェンコ大統領が関与していることは間違いない。当初からワグネルがなぜベラルーシに駐屯することになったのか?ベラルーシに行ってしまえば「いつでも殺してください」と言っているようなものだ。プーチンにそれだけ信じることの出来るような条件を提示されたのか?ハグ程度で関係修復ができるほど甘くは無いと本人も承知であったろうが…。ベラルーシのルカシェンコは自身の保身のためにプーチンにすり寄り、プーチンに対しては「なんでもやります」と忠誠を誓っている。忠誠のためには暗殺も平気な顔でできるだろう。これもまたプーチンが危うくなれば欧米に何食わぬ顔で寝返るだろう。世界とはこんなものである。