安倍内閣当時から「敵基地攻撃能力」の可否が、まず自民党内で話し合われ、のちに国会でも議論されたような経緯だったと思う。最初はアメリカから輸入されて配備された「パトリオットミサイル」が80年代に日本に配備されてそれから北朝鮮の脅威が著しくなってきて、この「敵基地攻撃能力議論」が盛んになってきているのですが、みなさんどう感じるのでしょうか?「敵基地攻撃」っていうのは、もう「戦争状態」であって「防戦」とは言いがたい。なにせ敵陣地を攻撃しているのですからね。専門的な枠組みではどう言うのか解りませんが、そんなマニアックな話しはどうでもいいので「『交戦状態』であることをこの国は許容するのか?」ということです。
また、もう一つ考えたいのは「北朝鮮ミサイルが日本上空(大気圏外?)横断」をしていると言うことです。先日もジェイアラートが鳴り響いて、のちの発表で「日本上空にて消失」ということでした。このように易々と国際的地位のある国家の上空を許可も無く通るということ、またそうしても国民に危機感がない。北朝鮮は明らかに「常軌を逸しす」状態にあるし、日本は「平和ボケが認知症になった」状態と言うことでしょう。
では、「敵基地攻撃能力を持つ事への疑問」と「大陸間弾道ミサイル日本横断に対して無抵抗への抗議」との間に矛盾が生じてくると思うのですが、その両方を解決できる手段としては「外交」ということでしょう。「そんなの叩いた方が早い」という話もあると思いますが、そんなことをしていては「攻撃したのはいいが我が身が滅ぶ」ことは必至でしょう。外交は衝突を起こさないための唯一の手段といっても過言ではありません。日本はあらゆる国々(特に問題とされる国家・地域・グループ)に、どのようなアクセス手段で「外交」をしているのでしょうか?「外交」は相手があることですので秘密にしなければいけない部分が非常に多い。しかし、「北朝鮮拉致問題」に至ってはなんの成果も得ていない、結果として。また「政治は結果」という言葉もあります。政治家はなんらかの『結果』を出さなければ単なる「税金泥棒」です。小泉内閣の後の内閣は何らこの件について成果を出していない。政治が無能では外交努力なんぞ出来ないのは当たり前です。内閣の閣僚で問題人物の首さえはねられないのでは思いやられますよね。話が飛びましたが、外交や話し合いは武力の実行の前には話し合いはもろい部分もあります。しかし、話し合いや外交努力で救われる命は過去には多くありました。
歴史に学び、反省しながら、次代を生きていくことが出来るのは人間だけだと思います。TVやYouTubeのような安直で歪んだものではなくて書物を紐解いて知識を身に付けて欲しいし、私も続けていきます。