標柱7本が完成、納品したところで案内看板の追加がでました。墓所の入口から道順を示す表示板です。板面が小さく文字も小さいので文字の中をかまぼこ型に彫刻できず、角を落とした様な彫刻になっていますが、これはこれで美しくおもしろい彫刻だと思います。
彫刻してある板の上にあるのが元原稿です。彫刻の方法は標柱と同じく文字の縁を線掘りしてから中側を掘って行きます。小さい文字ですので線も細く線に囲まれた中の空白部分などは、細心の注意を払って掘らないとすぐにどこかに飛んで行ってしまいます。
板全体にキシラデコール「やわらぎ」を塗装した後文字の中に色を入れます、色は標柱と同じく油性塗料の黒です。小さい文字になればなるほど細い筆を使い注意して入れていきます。