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社説

2008年03月28日 05時46分56秒 | 非行・教育

無差別殺人 何が若者を走らすのか

2008年3月27日 東京新聞

前・中略

  たまたま前にいた人を突き落とす。見ず知らずの人に切りつける。被害者は生身の人間であり、家族もいる。どの犯行もためらいが感じられず、人への感情も欠如している。

 少年はおとなしい性格だったという。「キレる」という言葉だけでは説明できない。識者からは「土浦事件の影響」とか「自暴自棄的な犯行だ」といった見方が出ている。不条理な事件を防ぐ手だてを考えるためにも少年の心理分析を進めたい。

 少年は大阪府大東市で両親などと四人暮らし。土浦事件の男も両親や弟妹などと暮らしており、両容疑者とも同居する家族はいた。

 土浦事件の男は高校を卒業してからアルバイトをしていたが、今年一月に辞めてからは自宅に引きこもりがちだったという。ゲームに熱中し、家族とほとんど会話せず、一緒に食事することもなかったようだ。孤立していた様子がうかがえる。

 少年は大阪府立高校を卒業したばかりで、大学への進学も就職も決まっていなかったという。そのまま「ニート」(若年無業者)となる可能性があった。事件当日朝、家出しており、両親から捜索願が出されていた。

 引きこもりやニートの増加は深刻な社会問題となっている。そんな傾向を若者の凶悪事件と直接結び付けるのは性急だろうが、家族の崩壊、若者たちの孤立を放置するわけにはいかない。社会全体の取り組みで対策を急ぎ練らないと、毎日が危険と隣り合わせになってしまう。

子どもたちは病んでいるのですね。
残念なのは親御さんと会話があったのか、信号に気づかなかったのか

<筆洗>

殺し屋を主人公にしたある漫画を読んだ後、駅のホームで線路の近くに立つことをやめたことがある。混雑するホームで人に気付かれぬように、狙う相手を突き落とすのが殺人の手口だったのである。最後は自分も同じ手口で殺されてしまったと記憶している

漫画よりも現実の方が恐ろしい。岡山市内のJR岡山駅で、三十八歳の男性が十八歳の少年によってホームから突き落とされ、列車にはねられて亡くなった。茨城県で起きた殺傷事件と同様に、襲う相手は「誰でもよかった」犯行である

自殺の場合、一件起きると模倣するかのように続くことがある。相手が誰でもいい殺人事件まで連鎖する時代になってしまったのだろうか。いつも周囲を警戒しながら暮らさないといけなくなる  

少年は大阪府立の高校を卒業したばかりだった。成績はよかったが、経済的な事情により進学をあきらめたという。絶望的な気分になっての犯行にも見える。でも記事には「自分でお金をためる」と話していたとある

またもなぜ…の二文字が頭の中を駆けめぐるが、今回は詩人吉野弘さんの『奈々子に』の一節を紹介したい。眠っている娘に父親が語りかける。<お父さんが/お前にあげたいものは/健康と/自分を愛する心だ。>と なぜかといえば<ひとが/ひとでなくなるのは/自分を愛することをやめるときだ。/自分を愛することをやめるとき/ひとは/他人を愛することをやめ/世界を見失ってしまう。>とつづられている。親としては今こそ、かみしめていたい一節だと思う。

いつから こんな社会になってしまったのか?
電車に乗るにも回りをしなければならないのか!

フォト:一昨日の同じところのソメイソシノです。

 いよいよ「全国交流集会」in柏 ですね。
分科会の報告&アフターのはじけた 報告を待ってます。
留守は、お任せください。



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