カカポの庭

本を読んだり、お茶を飲んだり。

「空飛ぶ船と世界一のばか」

2005年10月06日 | 
「空飛ぶ船と世界一のばか」
文:アーサー・ランサム
絵:ユリ・シュルビッツ
訳:神宮輝夫
岩波書店

~空を飛ぶ船を見つけたらお姫様を奥さんにできる、という王様の言葉。ばかな息子は空飛ぶ船を探して旅に出ました。不思議なおじいさんに言われた通りにすると、なんと空飛ぶ船を手に入れることができました。道中であった7人の友達と早速お城にでかけましたが…。コールデコット賞受賞作品~

以前ちょっとご紹介しました通り例の絵本を見つけました!
「世界一のばか」って…すごい表現ですよね。
でも、ばか、というか、彼はとてもおっとり自由な発想と偏見のない素直な心を持っているんですね。
だから周りにたくさんの人が集まってきて、彼を助けてくれるわけです。
このお話はロシアの昔話だそうで、昔話らしいちょっと単調な流れではあるのですが、久しぶりに読むと、こういうお話もほっとできるものですね。
ユリ・シュルビッツの絵は、これを見ると随分違うように感じます。
割とシンプルなキャラクターがお話にぴったりだと思います。