カカポの庭

本を読んだり、お茶を飲んだり。

つよいことば

2005年08月29日 | 
詩集は本棚にあまりありません。
読まずぎらい、かな。
金子みすずくらい。

そんな私が、ちょっと読んでみようと思ったのが、茨木のりこの「倚りかからず」

つよいことばが書いてある。
教科書と同じくらいの大きさの文字。
たくさんの余白。

さあ、行間を読みなさい、と言われたのは久しぶり。

癒しの意味

2005年08月28日 | 日記
現代日本にあふれにあふれている「癒し」という言葉が日本に初めて登場したのは、1988年11月10日。
それまで日本語に「癒し」という名詞はありませんでした。
(もちろん「癒す」という言葉はありましたが)
読売新聞紙上で文化人類学者の上田紀行氏の記事により初めて「癒し」という言葉が生まれたのでした。
それから17年。
「癒し」ネームのついたものがあふれているのに、疲れている人は増える一方。
本当の「癒し」はどこにあるのか、考えることしきり。

アシッド氏が小旅行に連れて行ってくれました。

まずは千葉県白井市にある「茜」というお店でお昼ごはん。
涼しい店内で、おうどんのセットをいただきました。


おうどんは、コシが強くてもぐもぐ食べます。とてもおいしい。


店内には、古い掛け時計がいくつもあります。時々ファーンと素敵な音がします。
ひとつほしいなぁ。


のんびりごはんを食べたあと、成田に移動。
ちょっと牧場にも行ってみたかったのだけれど、時間が遅かったので、また次の機会に…。
牧場を後に大和の湯へ。
ここのお湯は色がコーヒー色をしていて、とてもよくあたたまります。
露天風呂に入って、おでこに汗が浮かぶと、出て一休み。
そして、またお湯に入って、とすると体がぽかぽかになります。
ロビーには「どうぞうたた寝してね」という感じの大きくて広くてクッションのあるソファー。
お湯を出てからも、のんびりできます。

外の景色はこんな感じ。


稲穂がちょっと実ってきていました。
トンボもスウスウ飛んでいて、もう秋が近いのかな。

人にとって「癒し」の意味はさまざま。
私にとっての「癒し」は昨日の一日です。




魔法のせっけん

2005年08月26日 | モノ
お風呂で使うせっけんは、よい香りのものがいいな。

ふだん気に入っていろんな種類を使っているのはMARKS&WEBのもの。
天然成分の香りが心地いい。

最近気に入っているのは
Dr.ブロナー社製のマジックソープ
私が使っているのはラベンダーの香りのもの。
泡がふわふわ。
ミントの香りもよかったので、朝と夜使い分けてもいいなぁ。

今日は暑かったので一日家で本を読んでいました。
熱はまだひきません…。

黄色いリボンのおまじない

2005年08月25日 | 
おかあさんのかわりに、おつかいに行って「好きなお菓子をひとつ買ってきてもいい」という『ごほうび』。
今の日本にもそんな図があるのかな。
子供を持たない私にも容易に想像できる、子供をひとりで外出させる不安、こわさ。

「ぶたぶたくんのおかいもの」は、ちょっと前の日本なら、どこにでも見られた風景がのんびりと描かれています。

「ぶたぶたくんは、おかあさんに買い物を頼まれました。子どもが買い物にいった様子が、なんとも暖かくユーモアたっぷりに描かれ、楽しい言葉がたくさん盛り込まれた魅力あふれる絵本。」

この絵本に出会ったのは幼稚園の頃。
なんだかヘンな絵だ、私でも描けそうだ(失礼)思ったもの。
読み返してみて思うのは、何と言葉がきれいなこと。
私の母は言葉にとても厳しく、きたない言葉遣いは、そのたびに言い直させていたものだったけれど、そんな私でも、今、「ぶたぶたくん~」に出てくるキャラクターのようには話しません。
いけないな、と改めて思います。

ぶたぶたくんの他に、からすのかあこちゃん、こぐまくんが一緒にお買い物にまわります。
ぶたぶたくんは、キャラメル
かあこちゃんは、チョコレート
こぐまくんは、おせんべい
の、ごほうびも忘れずに買う。昭和のおやつという感じがほほえましい。
お店の人々も皆彼らを知っていて、声をかけてくれます。

ぶたぶたくんは、でかける時におかあさんに黄色いリボンを結んでもらいます。
(かあこちゃんは赤、こぐまくんは青)
沖縄に伝わる魔よけのおまじない「サン」のよう。
「あぶないことがありませんように。無事に帰ってきますように」
おかあさんは、そうした気を結んであげることで、我が子が自分の元から離れた時でも、ちゃんと守ってあげるのです。

この本の作者:土方久功(1900-1977)は、変わった経歴の持ち主です。
1900年東京生まれ。東京美術学校彫刻科卒業、1929年パラオに渡り、1931年サタワル島へ移る。
原住民と生活を共にしながら、彫刻の制作と民俗学研究を行う。
作家:池澤夏樹が土方久功についてのコラムを書いています。


おびょうきの日には…。

2005年08月24日 | 
今日も熱。
こんな日はおうちにいることになります。
元気になるには、どうしたらいいかな。

「うさこちゃんのにゅういん」

「うさこちゃんは病気で入院しました。でも、お医者さんに注射してもらって寝ているとじきによくなりました……。」

私は入院はしません(笑)
病院慣れしている私にはわからないけれど、病院行くのはイヤなものだよね…。
小さい子だと、余計にかわいそう。
そういう時「うさこちゃんもがんばったよ」と、この本を読んだら、病院に行く勇気が出るかな?

昨日から東京はとても涼しい。
夜もよく眠れます。
夜聞こえていたセミの声がいつのまにか聞こえなくなり、リーリーと秋の虫が鳴いています。
もう夏終わっちゃうのかな、ちょっとさみしいな。


熱が出た。

2005年08月23日 | 日記
久しぶりに熱が出ました。
体も少し痛い。
太陽に当たったからかな…。

私の体温は大抵37度以上ある。理由はいろいろ。
この猛暑でも、なかなか私の体温はこせないな。


プレゼント

2005年08月22日 | 日記
昨日は夕方アシッドさんと、お茶を飲みました。
赤くてきれいなローズヒップのお茶です。
アシッドさんが写真を撮ってくれましたが、なぜか画像が貼れません…。
あとでまた挑戦してみます。

アシッドさんがくれた誕生日プレゼント。
中身はなんでしょう?後日公開です。

松の湯に行こう。

2005年08月21日 | 
私が生まれ育った葛飾区金町には「松の湯」という銭湯があります。
今でこそリニューアルされて、入り口から男女が別になっているけれど、昔は入り口は一緒で番台がありました。
小さなおばあちゃんがちょこんと座っている、懐かしいスタイルです。
脱衣所にカゴが並び、乗るとガシャンガシャンいう大きな体重計。
高い天井に…金魚のいる小さな池もありました。

そんな素敵な懐かしい銭湯を思い出させてくれるのが、作:西村繁雄「おふろやさん」

ある一家がおふろやさんに行って、帰ってくる、という時間を細かく絵だけで表現しています。
お風呂に入っているたくさんの人々が、何をしているか、看板や小物など、細かいところをみると、本当におもしろいです。

この「おふろやさん」のロケーションもなんとなく金町の松の湯に似ているんですよね。
金町に長く住んでいらっしゃる方はもちろん、下町情緒を味わい方におすすめです!

海からの風

2005年08月19日 | 日記
久しぶりにJさんからメールが来て、夜ごはんを食べることになりました。

友達を通じて知り合ったJさんは、私の憧れの女性です。
腰まで伸びた長い黒髪と、太陽と友達の証拠の小麦色の肌。
しなやかな、ほっそりした体…。

Jさんは会社にお勤めをされていますが、その雰囲気は日本にも会社員という生活からもほど遠い
感じがします。
遠い、遠い、海からの風をいつも受けているような…そんな女性です。
半年に一度はインドネシアの自然に、ビーチに、友達のところに「帰り」、ゆったりとした時間を過ごして帰国されます。

昨日は「agito」で、待ち合わせ。
ゆったり、のんびりとした時間を過ごしました。
海での生活から遠く離れてしまった私にとって、Jさんは海からの風です。
いつかJさんのように、また海に帰りたいな。

ナルニア国ふたたび

2005年08月18日 | 
この夏、かねてから読み直そうと思っていた「ナルニア国ものがたり」を読んでいます。

ナルニア国ものがたりは全7冊。
1冊ごとにひとつのお話になっていますが、7冊を通して読むと、またひとつの大きなお話としてまとまっています。

私が今読んでいるのは第一巻にあたる「ライオンと魔女」
ハ○ー・ポ○ターなども読みましたが、文学性はどうかなぁ。
私としてはRPGを文章化しただけのように思いましたが…(辛口ですみません)
言い回しなども古典的で、この時代にはもはや死語になってしまったような言葉も見受けられるますが、このやはりこの時代に書かれた児童文学は、やはり「文学」です。
「カスピアン王子のつのぶえ」
「朝びらき丸 東の海へ」
「銀のいす」
「馬と少年」
「魔術師のおい」「さいごの戦い」

と、続きます。

作者であるC.S.ルイス氏、訳者瀬田貞二氏については、不勉強のため後日研究したいなと…。
それに加えて、この本の挿絵を担当されているポーリン・ベインズ氏についてですが、調べてみてもなかなか情報がありません。
本の後書きで略歴のようなものを知ることはできますが…。
この挿絵が素晴らしいのです。
ポーリン・ベインズについても調べてみよう。

「ライオンと魔女」については来春ディズニーが「ナルニア国物語・第一章・ライオンと魔女」として映画化になるのですよね。
ファンタジーばやりの世の中だからでしょうか。
児童文学に関しては、やはり読者のイマジネーションにゆだねるという形がよいように思いますが…ちょっと観てみようかな。