カカポの庭

本を読んだり、お茶を飲んだり。

がんばる日

2006年06月11日 | 日記
昨日の夜から体がどうしても動かず…。
今日は修復の授業だったのに行けるかな、行けないかな、と悩む。
やっとの思いで早起き。
すると相方氏が車で学校まで送ってくれるという。
朝弱いのに朝から運転させてすみません…。

うつらうつらしながら車で1時間。
ぼんやりしたまま教室へ。
今日は一日過ごすだけで大変だ、と思っていたのだけれど、紙を前にして鉛筆を持つと、どんどん元気になってゆく。
ああ、こうして絵を描くのはいいな、と思う。

模写を続けていると、課題のほかにもいろんな絵を模写したくなる。
まだまだビギナーのため鉛筆で模写を続けているけれど、いつかペンや油彩で模写ができるようになるのだろうか。
道のりは長いけれど、終点があるわけではないこの作業。
こつこつ楽しみながら描いていきたい。

よくきこえる

2006年06月06日 | 日記
私は耳がいい。

というと、人にはあまりよい印象がないよう。
でも、自分でもよく聞えるなと感心することがよくある。

例えば
家の中にいて、通りの向こうを歩いてくる家族の足音で帰ってくるのがわかる、とか、
1階の居間で映画を観ている時に、2階の人がパソコンで聴いている音がわかる、とか。
部屋でなくした時計を秒針の音を頼りに探す、ということも。

単純に聴力がよい、というのもあるかもしれないけれど、耳をすませて真剣に聞こうとするときは耳じゃなくて額で聞いているような気がする。
音をたよりに何かを探したり、小さな音を聞き分けるときには必ず額の少し上に力が入っているよう。
それは大学時代、舞台の音響さんをしているときに気づいた。

なぜ聞えるのかはわからないけれど、実際どれくらいの音を聞きわけることができるのか実験してみたい。











「春にして君を離れ」

2006年06月05日 | 
時間の合間をぬって、DVDを観たり本を読んだりしています。
なぜか手に取る作品が女性の生き方に関するテーマのものが多く(「めぐりあう時間たち」「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」)…どうしてだろう。
実際の私は特に何も考えていません(笑)
ナベさんとの暮らしもあわただしい中でものんきに、の予定。

「春にして君を離れ」は、アガサ・クリスティーの小説。
~優しい夫と子供に恵まれ、理想の家庭を築き上げたことに満足しているひとりの女性。彼女が娘を訪ねバグダッドからイギリスへ帰る途中、偶然出会った友人との話から夫婦関係、親子関係について様々な疑問を抱き始める…。~

この作品はミステリーには分類されないようだけれど、もしかしたら何よりこわいものを描いているかもしれない。
人の心の闇と暗さと…。
冷たい空気がすうっと胸を通るような作品。
忘れられない一冊になりそう。