カカポの庭

本を読んだり、お茶を飲んだり。

谷中散歩

2006年02月28日 | 日記
さむーい、さむーい中、母と谷中に出かけました。
これといった目的はなく(さむいのに!)お散歩です。

谷中という町をていねいに歩いたことは今までなかったけれど、私が住む町から近いし、谷中が大好きな母がとてもおもしろい、というので一緒に歩いてみることにしました。

千代紙・和雑貨のお店「いせ辰」にてお買い物


かわいい小物がたくさんあります。


おひなさまを買いました。


おやつはあんみつ

私が育った町は東京の外れ、下町の外れでもありましたが、谷中という町は私がいた町よりももっと人とお店とお寺がたくさんあって、おじいちゃんおばあちゃんから子ども達まで、ちゃんと土地で暮らしている、という感じがしました。

小さい頃、町の人は皆私のことを知っていました。曽祖父母の代から知っているので、それも当然のことで…。
学校の帰りは皆「makoちゃんおかえり」と声をかけてくれ、私も「ただいま~」とあちこちで挨拶したもの。

下町は私の理想の生活空間。
谷中に来て、私が生まれ育った頃の町の様子を思い出しました。

石膏デッサン

2006年02月27日 | 日記
昨日、いつものように模写の授業を受けに教室へ行くと…。
部屋に二体の石膏像。

以前先生が一度石膏デッサンをするといいな…とつぶやいていらっしゃるのを聞いたけれど、突然本日描きましょう、と!
画家の描いた絵画を修復するのには、やはり絵画というものを知らなければなりません。
私のような何も知らないものは特に、絵画というものを体感すること自体が重要でよい勉強になります。

木炭と食パンの使い方を教えていただき、木炭紙をいただく。
心構えがないまま紙に向かうのは、おもしろい。
どうにか描かなくてはいけないのだけれど、真っ白な紙に描く勇気も少し必要だったり…。
木炭は軽くて、紙におくとちょっとキコキコ。でも、ふわ~っと軽い線も描けます。
模写しかやったことがないので、おそるおそる細い線を引いていたら、先生がデッサンの仕方を教えてくださいました。
木炭でデッサンする時は、意外と大胆に描くものなんですね。
影の部分などもザッザとはっきり黒く。

授業の時間はあっという間に過ぎていってしまいました。
私の描いている石膏像はまだ途中。
なんだかぼんやりした灰色の固まり…という感じです。
これがするする描けるようになったら楽しいだろうなぁ。
次回、またがんばろう!

今日は授業の日

2006年02月26日 | 日記
今日は修復理論の授業がありました。
久しぶりの授業。
先生のお話は専門的なことから修復業界のことまで多岐にわたり、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

毎回授業やテキストではイタリア語が多く登場します。
残念ながら私はイタリア語はできませんが、これを機会に勉強したら楽しいな、と思います。




新しいアイテム

2006年02月24日 | モノ
再び月光荘に行きました。
描く絵が変わったので、芯が太く濃い8Bのえんぴつを調達。
このえんぴつは軸も太くて描いた感じもなめらか。

もうひとつは芯えんぴつ。
これはえんぴつの芯そのものをクレパスくらいの太さにしたもの。
かわいい皮のカバーがついていて、手がよごれません。
芯えんぴつは描く力が直接紙にうつるような不思議なかき味。
ちょっとおもしろいです。
小さいこどもたちなど、する~っとステキな線を描いてくれそうです。

10年後のある日

2006年02月22日 | 日記
昨日は大学時代からの友人ANEと、2歳になるかわいらしい娘ちゃんに会いにおでかけ。
ANEに会うのは久しぶり。待ち合わせで二人の元気な顔を見てほっとした。

お昼を食べて、遊んで、お茶して…。
半日一緒にいたのだけれど、ママは本当に大変!
でも、ANEの優しい顔と娘ちゃんののびのびした様子を見ていると、本当にうれしく思う。
細いANEがベビーカーをわしっとつかみ、階段を下りていく姿はたくましい。
なんとなく大学時代にスピーカーを運んでいた彼女の姿と重なった。
二人で舞台の音響をやっていた頃から10年。
ANEは10年後愛する娘を抱いていると想像していたのかなぁ。

娘ちゃんはもりもりお菓子を食べ、もりもりケーキを食べ、マドラーですこーしずつコーヒーも飲んじゃうぞ!
どんなお嬢さんになるんだろう…。
makoおばちゃんとまた仲良く遊んでくれるかなぁ。


詩のせかい

2006年02月20日 | 
詩の本を手に取ることはあまりない。

勉強するものでもないけれど、なぜか図書館で開く詩の本はどれもなんだかはずかしい感じで、何を読んだらいいのかなぁ、といつも考えてしまう。
品のよいガイドがあった。「詩歌の待ち伏せ」著:北村薫

お得意の謎解きも含め、詩の世界が魅力的に紹介されている。
すてきな詩や作者をチェック。
この本には下巻もあり、今はそれを読んでいる。

きれいなことばは、読むだけでこころがきれいになる気がする。

画家と歯医者と修復士

2006年02月16日 | 日記
修復の勉強を始めた時、叔父が「修復の仕事は歯医者の仕事に似てるな」と言いました。

なるほど、欠落箇所を埋めて補彩する作業は歯医者さんが虫歯を治すのにちょっと似ている?

私の曾祖父は画家で、祖父は歯医者でした。

私で見事融合された…?(私は修復士ではありませんが)

風邪をひいてしまいました~。でも夜はがんばって模写やります。


ニューヨーク・バーク・コレクション展

2006年02月14日 | ART
東京都美術館の「ニューヨーク・バーク・コレクション展」に行きました。

「書の至宝展」に行こうと思っていたのだけれど、60分待ちのうえ会場から出てきた人が青い顔で「すごい空気よどんでたよね…」と言っていたので予定変更。
(本当はとても見たかった…)

バーク・コレクションは日本美術収集家のバーク夫人のコレクション。
縄文~江戸時代までの絵画・書跡・彫刻・陶磁器・漆工日本美術が100点以上!
最近西洋絵画ばかり観ていたので、日本の美術が新鮮でとてもとてもよかった。
ずっと観てみたかった「春日鹿曼荼羅」や、円山応挙の「芦雁・柳に水上月図屏風」、酒井抱一「桜花図屏風」伊藤若冲「月下白梅図」などなど印象深い作品がたくさん。とても書ききれない。
ひとつずつ丁寧に観て、美術館の中を行ったり来たり…。

ふくらはぎパンパンでとても疲れたけれど、頭が何かとてもよいものでいっぱいな感じ。
まだずっと楽しい気分です。




苦手分野

2006年02月13日 | 日記
片づけが苦手。
これは昔からで治そうと思ってもなかなか治らない。
きちんとしてそうに見えるらしく(笑)「お部屋とかきれいでしょう」とよく言われる。
しかし、このブログとともに私は見かけと内面にかなりのギャップがある(らしい)
いわゆるナマモノにあたるもの(飲みかけのペットボトルとか食べかけのお菓子とか)は絶対にないけれど、とにかくこまごましたものが多くすぐに散らかる…。

昨日高校時代からの友人Nちゃんの家へおじゃましました。
いつ行ってもきれいなお部屋。
2歳の遊びざかり走りざかりの男の子がいるのに、おもちゃがたくさんあるのに、なぜかきちんと片づいていてきれい。
Nちゃんにお部屋をきれいに保つ方法をいつになく真剣に聞いてみた。
彼女曰くその秘訣は「汚れたらその場で拭く、使ったらすぐ片づける、モノを捨てる」だそう。
しかも彼女は「自然とやってるから自分ではわからないけど…」

うらやましい。

私は片づけ、収納に関する本を読んで日々研究しているにも関わらず、部屋は美しくならない。
今日一日部屋で過ごしていて気づいたのだけれど、私は意外と思いつきで動いているよう。
手元のことがいつもおろそかで次々動いていく。
手元のものはそのまま放置されている、というわけ。
性格が大きく影響するかもしれない。
もっとゆっくり確実に人生を歩むべき。










特技

2006年02月10日 | 日記
私の特技はえんぴつけずり。
小さい頃、我が家にはえんぴつけずりなるものがなく(…教育方針???)小学生の頃からナイフでえんぴつを削っていました。
芯がピキピキにとがっているものから、まあるい感じのものまで自由自在に削れます。
会社では「ちょっとmakoさん、これ削って」と、隣の部署から人がやってくる…なんてことも。

誰かにえんぴつを削ってあげるたびに「絵、やってるの?」と聞かれましたが、もちろん絵を描いていたわけではなかったので、いつも皆に不思議そうな顔をされました。

最近模写を始めてからやっとこの特技がいかせるようになりました。
STAEDTLERのえんぴつは美しくて削るのも楽しい。