カカポの庭

本を読んだり、お茶を飲んだり。

雨の日は

2006年01月31日 | 日記
今日は雨なので、模写をしています。
なかなか進まないけれど、粘っています。

慣れないのであちこちにヘンな力が入って、体がガチガチに。
ストレッチをしてお茶を飲んで、気分転換。
短編なんかも読んだりします。



ジュンパ・ラヒリのちょっと湿度のある世界が今日みたいな日にあうかなぁ。

模写とは…

2006年01月30日 | 日記
先週初めての模写の授業がありました。
静物デッサンは少しだけやったことがあるけれど、模写は初。
超ビギナーのため、お手本と画用紙両方にきっちり升目をひいて左にある絵を右に写します。

模写ってむずかしい。

先生は、筆圧や線の太さなども気にしましょう、とおっしゃるのですが、それどころではなく線を6本ひくのに2時間かかってしまいました。
描くことに慣れる必要がありそうです。(ほんとに!)
なんだかとても楽しくて今描いている絵を仕上げるべく家でもがんばっています。

よく考えると名画を模写するのは、不思議な感覚です。
写経…みたいに感じるのは私だけでしょうか。


田園小説

2006年01月27日 | 
ミス・リードの作品を初めて読みました。
英国田園小説…だそう。

日々の暮らしは何気なく過ぎてしまうけれど、その中にもドラマがあるもの。
数年後には大事な宝物になるかもしれない。
楽しいことも、そうでないことも。

ミス・リードの他の作品を読んでみたい。
人々の丁寧な暮らしぶりがとてもべんきょうになる。



キノコの机

2006年01月23日 | 日記
私の部屋には机がありません。
もともと何か書いたりすることが好きなのに、今のマンションの部屋は狭くて机を置くのもどうかな、と思いつつ何年も経ってしまった…。

でも、今年の4月に以前祖父が住んでいた家を取り壊すことになり、祖父が使っていたとってもレトロな木の机をもらうことになりました。(勉強机のようなかたち)

来週から模写演習も始まるので、ちょうどよかった!
それに祖父がずっと使っていたというのもうれしい。

引き出しにはなぜかドコモダケのような顔つきキノコの絵が…誰が描いたんだろう。
机が私のもとにやってきたら写真を撮ってみます…。


春がきた。

2006年01月22日 | 日記
昨日は大阪から友達がやってきた。
春に結婚するお嫁さん(まだお嫁さんじゃないか)を連れて。

南の島で結婚式をあげる予定だそう。

お嫁さんにちっちゃいピンクの花のブーケをもっていった。
彼のセーターがピンクでちょうどよかった。

雪の中にもちゃんと春がいます。


あたたかい夜

2006年01月17日 | 
ずっと気になっていた絵本、「おやすみなさい」にやっと会えた。

黒・白・はちみつ色の三色しか使っていないこの絵本。
ゆったりした平和な夜の街の風景をやさしく描いています。

大学生の時、確か戯曲制作か何かの授業で「ほっとするのはどんなときか」という質問があった。私は、「寒い夜、外から帰ってくると家の中はあたたかく、家族全員がそろっているとき」と、答えたように思う。

今考えても、それはやっぱりほっとする風景。
「おやすみなさい」の夜は私の理想の夜。

600年前のテキスト

2006年01月16日 | 日記
14日は久しぶりの修復理論の授業でした。
この日までにめまいが治ると思っていたけれど、完治せず…。
それでも根性で1ヶ月ぶりにひとりで外出。

久しぶりの雨。
工房の入っている建物は写真の通りとても古くて静かな時間が流れます。

本日の授業は油について。
テキストは1400年頃書き留められた「絵画術の書」
600年以上も前の記述が今も変わらず生きていることに驚きと技の重みを感じるとともに、
速くて便利、なんでも可能にしてしまう現代の意味もよくわからなくなってきます。

PICTURE DICTIONARY

2006年01月13日 | 
掃除をしていたらGolden BooksPICTURE DICTIONARYが出てきた。
これは、私が小さい頃、何度も何度も眺めていた絵本。
とてもかわいらしい絵と、やさしい色づかい。
何より外国の(笑)食べ物が魅力的だった。
中のページはこんな感じ。



表紙は写真の通りボロボロだけど、今も大切に手元にあります。
再版などあるのかな、今度洋書屋さんで探してみよう。

おそるおそる

2006年01月12日 | 
「修復士とミケランジェロとシスティーナの闇」を読み終えました。

13年間にわたるシスティーナ礼拝堂の修復についてのドキュメント。
読後は、修復に立ち会ったかのような感慨が残ります。

私が絵画修復士という仕事に興味を持ったのは、まさにこのシスティーナ礼拝堂の修復のドキュメンタリー番組を見てからです。
修復士が絵画の洗浄をすすめるたびに美しく浮かぶミケランジェロの絵。

システィーナ礼拝堂の修復が終わり一般公開されてから今年で12年。
番組を観てから長い月日が流れましたが、今、おそるおそる修復の世界に近寄った、くらいでしょうか。

知りたいことがどんどんでてきます。